新千里東町近隣センター 要員住宅のバスオール①

2012年11月10日(土)、おおさかカンヴァスとしては最後のプロジェクトとなる、2回目の「大きな本」新千里東町ツアーを行ないました。
ツーアでは、千里中央と新千里東町の住区内に8冊の「大きな本」を展示したのに加え、新千里東町近隣センターにある要員住宅を開放しました。

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要員住宅は近隣センターで働く人々のための住宅です。千里ニュータウンの全ての住区にあったわけではないため、新千里東町以外の住区の近隣センターで働く人々も住んでいました(新千里東町以外では、高野台サブ近隣センター、桃山台駅前(駅上)にあったとのことです)。

新千里東町の要員住宅は、正確な時期はわからないのですが、今から10年(20年?)以上前に閉鎖されたとのことです。風呂場がないため、お住まいの方は隣の銭湯(銭湯は1986年に閉鎖され、現在はマンション(1987年8月竣工)になっている)を利用されていましたが、住戸内でバスオールを使っている方もいました。
要員住宅内には、かつて使われていた場所に置かれたままのバスオールがいくつか残されており、ツアーでは3つの住戸を開放しました。

●201号室

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ベランダに置かれたバスオール。これは湯船のないシャワーだけのタイプ。
ベランダに置くとバスオールに出入りするのが丸見えになるからだと思いますが、目隠しのためベランダにはカーテンが取り付けられています。

●301号室

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ダイニングに置かれたバスオール。
現在、吹田市立博物館で3世代のバスオールが展示されていますが、301号室に置かれているバスオールは、洗い場のついた3世代目のタイプの、より新しい年代のものです。サイズ的にベランダには置けないようです。

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写真のように、バスオールは壁から少し離して置かれています。部屋のスペースがもったいないと思ってしまいますが、ベランダへ排水するパイプが真っすぐであり、パイプに合わせるとこの位置にしか置けないという事情があります。

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ダイニングの真ん中に、どっしりと空間を占めているバスオールには圧倒されます。

●405号室

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この住戸に置かれているのも、301号室と同様、洗い場のついたタイプ。置き場所がダイニングであるのも同様です。

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バスオールへは、ベランダに設置された湯沸かし器のお湯を使っていました。

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扉の脇に付けられた電気のスイッチと「HOXAN」と書かれたパネル。
HOXAN(ホクサン)というのはバスオールを作っていた会社名です。

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使用上の注意、お手入れ方法のシール。
「浴室内の湿気は、カビ、悪臭等の発生の原因となりますので、換気に心掛けてください。」という注意書きがありますが、現在のユニットバスのように換気扇が付いているわけでもないので、部屋の中に置かれたバスオールを換気するのは大変だったんだろうなと思います。

ツアー当日、405号室へは地域の方に来ていただき、来訪者に対してバスオールや新千里東町での暮らしなどについて話をしていただきました。地域の方に聞かせていただいた話は、次回の記事でご紹介したいと思います。

※要員住宅についてこちらに追記しましたのでご覧ください。

新千里東町近隣センター 要員住宅のバスオール②

2012.12.18

新千里東町近隣センター 要員住宅のバスオール①

2012.12.15

(更新:2013年3月9日)