千里ニュータウンの記念絵はがき

千里グッズの会(現在のディスカバー千里)は、「魅力ある街には魅力ある絵はがきがある」という思いを背景として千里ニュータウンの絵はがき作りから活動をスタートさせました。千里グッズの会で作ったのは日常的に使える文房具としての絵はがきでしたが、千里ニュータウンには記念絵はがきが作られています。

千里開発センター(後の千里センター、現在の大阪府タウン管理財団)が制作した記念絵はがきです。UR都市機構のウェブサイトによると、記念絵はがきは「第1集」「第2集」「第3集」の3種類あるとのこと。

3種類のうち手元にある第2集の記念絵はがきをご紹介します。1970年に制作されたもので、11枚から構成されています。11枚の構成は、千里ニュータウンの空撮写真1枚、南地区センター周辺が4枚、北地区センター周辺が4枚、中央地区センターが1枚、そして、千里中央公園の展望台が1枚。

千里ニュータウン記念絵はがき(第2集)の構成

  1. 空から見た千里ニュータウン全景
    下方周辺緑地に囲まれて左側に佐竹台、右側に高野台。上後方は左側豊中市域、右側箕面市域に接す。中央を横切る道路は中央環状線。
  2. 南地区センタービル(津雲台)
    千里ニュータウン南部の中心で市役所の出張所、郵便局、銀行等の施設がある。右側の2階建のビルは専門店、後方の高層建物は竹見台公団アパート群。
  3. 佐竹台住宅群遠望
    左側は自然を生かした松林と佐竹台近隣センターの一部、後方は左側から公団、公営のアパート群。
  4. 高野台住区風景
    左手前は近隣センターの建物。右の塔は時計塔、その向うは高野台小学校。後方の高層は左側に公営アパート群、右側に竹見台公団アパート群。
  5. 津雲台ロータリー
    左右は公団アパート群(津雲台)、後方も公団高層アパート群(竹見台)。
  6. 北地区センタービル(古江台)
    右側は北千里駅、左側の高層は公団アパート、後方は藤白台。
  7. 千里東筋(北千里駅附近)
    右側は電車路線、左側はメゾネット住宅等、前方に球形のガスタンクと高野台住区を望見する。
  8. 千里北通(北千里駅附近)
    左側は公団高層アパート、後方は周辺緑地帯(藤白台)、右後方は大阪大学(ニュータウン外)。
  9. 千里北公園プール(藤白台)
    50m競技用プールはB級公認で8コース、深さ1.3m〜1.6m。変形プールは深さ0.7m〜1.5m。幼児用プールは深さ30cm〜50cm。夜間照明、噴水、すべり台、人口滝、養魚池等の設備がある。右後方の高層は公団アパート。
  10. 中央センター
    手前新御堂筋線を隔て、左に中央センタービル、右に専門店街をはさみ阪急、大丸両百貨店を望み、中央センターの中核を形成する。前方の白い中層はメゾン千里。はるかに万博会場が見える。
  11. 千里中央公園、展望台(新千里東町)
    千里中央筋の東側、中央公園の北側にあり、海抜100余m。ここからニュータウンの全景は勿論遠くは大阪域も見える。展望台の高さは14m。

なお、11枚の絵はがきは紙製のパッケージに入っており、パッケージの表面には千里南公園の牛ヶ首池と、その背後竹見台公団アパート群を望む写真が使われています。パッケージの内側には千里ニュータウン全図が描かれています。

記念絵はがきに選ばれた11枚の風景、そして、パッケージの風景は、当時の千里ニュータウンを現す代表的な風景が選ばれたのだと思いますが、既に建物が建て替えられており、今となっては見ることができない風景もあります。

以下は記念絵はがきの風景の撮影場所(として推測される場所)をマッピングしたものです。上に書いた通り既に建物が建て替えられている場所もあります。また、樹木が大きく育ったため、同じ地点に立っても同じ風景が見られない場所もあります。