『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン「ひがしまち街角広場」の15年の歩み

千里ニュータウン(大阪府)の「ひがしまち街角広場」は2016年9月末でオープンから15周年を迎えます。近隣センターの空き店舗を活用し、住民ボランティアの手により週5〜6日の運営が継続されてきました。
今でこそ、まちの居場所(コミュニティ・カフェ)はそう珍しい場所ではなくなりましたが、2001年9月30日にオープンした「ひがしまち街角広場」は、まちの居場所(コミュニティ・カフェ)のパイオニアの1つだと言えます。

「ニュータウンの中には、みんなが何となくふらっと集まって喋れる、ゆっくり過ごせる場所はありませんでした。そういう場所が欲しいなと思ってたんですけど、なかなかそういう場所を確保することができなかったんです」。千里ニュータウン(大阪府)の「ひがしまち街角広場」は、このような地域の住民の切実な思いから生まれました。
「ひがしまち街角広場」は、20世紀に多数開発された大都市郊外のニュータウン、ベッドタウンという人工的な町を、住民自身がどのように住み継いでいくかという点でもパイオニアの1つだと言ってよいと思います。

15年間を振り返れば、「ひがしまち街角広場」に対しては様々な指摘がなされてきたように思います。ボランティアでの運営は継続できない、きちんとした組織が必要だ、設立時の代表であるAさんがいるから運営できているんだ… など。
このような指摘はありましたが、「ひがしまち街角広場」は15年間も住民のボランティアで、任意団体で、明文化されたルールも持たずに運営が継続されてきました。イベントはほとんど行われておらず、主な収入はコーヒー、紅茶などの「お気持ち料」100円だけですが、この「お気持ち料」だけで家賃、光熱費、コーヒー豆代など全てをまかなっており、補助金は受けていません。2011年には代表が交代。設立時の代表であるAさんがいるから運営ができているんだという声もありましたが、代表が交代してから5年以上も運営が継続されています。
「ひがしまち街角広場」は、住民による地域活動に対する固定観念を砕いてきた場所でもあります。

「ひがしまち街角広場」は地域にも大きな影響を与えてきました。「千里竹の会」、「千里グッズの会」(現在のディスカバー千里)、「千里・住まいの学校」などの団体が、「ひがしまち街角広場」に集う人々によって立ち上げられてきました。また、「ひがしまち街角広場」のような場所が欲しいということで千里文化センター・コラボでは「コラボ交流カフェ」が、府営新千里東住宅では毎月2回の「3・3ひろば」が、UR新千里東町団地では毎月の茶話会が開かれるようになりました。「ひがしまち街角広場」にはふらっと気軽に訪れることのできる場所だけではなく、地域で新たな活動を生み出すきっかけになってきたという側面があることを忘れてはなりません。

さらに、この点はあまり注目されることはありませんが、「ひがしまち街角広場」は地域住民と行政との協働のモデルケースとしても評価されるべきだと思います。「ひがしまち街角広場」は豊中市による半年間の社会実験としてスタート。社会実験は半年間で終了する予定でしたが、せっかく開いた場所を閉めるのはもったいないという地域住民の声を受けて、社会実験終了後は地域住民による自主運営がなされることになりました。新たな活動を始めるにあたっては行政によるサポートが行われてましたが、その後は地域住民は行政に依存せず、また、行政も地域を補助金漬けにはしない。社会実験終了時点でこの点がどこまで意識されていたかわかりませんが、結果として地域住民と行政との互いに依存しない関係が築かれたことは評価されるべきことです。

現在の「ひがしまち街角広場」も様々な課題を抱えています。日々の運営を支えているスタッフの高齢化、集合住宅の建替えによって転入した若い世代の住民との関係、そして、近隣センターの移転・建替え後にどう運営を継続するか。
これらの課題に向かい合うためにも、まずは15年の間に「ひがしまち街角広場」が生み出してきたことの価値を共有する作業が不可欠。15年間も運営されていると、「地域にあるのが当たり前」の場所になっていますが、10月に予定している15周年記念パーティー、及び、バースデー・ウィークを、当たり前が15年間も継続されてきたことの価値を共有するための機会にできればと思いますし、そのために何か力になることができればと考えています。

15周年記念にむけて、「ひがしまち街角広場」の15年間の歩みを整理する作業を行いましたので、ここでもご紹介させていただきます。

2000年

  • 3月29日:新千里東町が建設省(現・国土交通省)の「歩いて暮らせる街づくり」構想のモデルプロジェクトの対象地区に選定される
  • 8月下旬:「歩いて暮らせる街づくり事業」第1回ワークショップ「千里中央編」開催
  • 9月:「歩いて暮らせる街づくり事業」第2回ワークショップ「新千里東町住宅エリア編」開催
  • 9月:「歩いて暮らせる街づくり事業」第3回ワークショップ「未来予想図編」開催

2001年

  • 1月:「歩いて暮らせる街づくり事業」の報告と意見交換の会を開催
  • 9月20日:第1回目の実行委員会が開催
  • 9年30日:近隣センターの北西角の空き店舗を暫定利用する豊中市の社会実験として運営スタート。初代代表はA氏
  • 11月5〜7日:「福祉作業所かるがも広場」が、さをり織り体験を行う
  • 11月11日:街角ミニコンサート開催
  • 12月02日:ミニ防災フェアー開催
  • 12月24日:クリスマスコンサート開催
  • 12月26日:しめなわ作りを行う

新千里東町で発行されている地域新聞『ひがしおか』にはオープンの様子が次のような記事として掲載されています。

9月30日、近隣センターの空き店舗を利用した、ひがしまち「街角広場」がオープンした。関係者の不安をよそに、連日多くのボランティアや利用者でにぎわい、住民の手作りによる憩いの場はまずまずのスタートとなった。これは、「歩いて暮らせるまちづくり」事業の一環として、これからの本格的な少子・高齢社会に対応した安心・安全でゆとりのある生活を実現しようとする国の試みであり全国20カ所の社会実験の一つとして取り組んでいるものである。かねてより「住んでよかった、これからも住み続けたい東町」をモットーに活動を続けてきたが、この事業は一方では学校の空き教室を利用した地域活動の活発化、他方では疲弊した近隣センターの活性化を目指す試みでもある。
「街角広場」は商店会のご好意により提供されたもので、作品展示やフリーマーケット講習会など地域の方々に利用していただくと同時に、喫茶コーナーが住民交流の場となることで、近隣センターの活性化に役立てれば幸いである。そして、これらの実験の成果が千里ニュータウンのみならず、全国に情報発信出来ることを願っている。
*「ひがしまちに憩いの場 「街角広場」オープン」・『ひがしおか』第6号 2001年11月1日

2002年

  • 1月25日:「ひがしまち街角広場」にて座談会『新千里東町における社会実験「ひがしまち街角広場」』開催(座談会の様子は『TOYONAKAビジョン22』Vol.5に掲載)
  • 2月28日:社会実験としての運営を終了
  • 3月1日:行政からの補助金を受けない自主運営がスタート
  • 4月21日:第1回たけのこ堀り開催
  • 5月31日:「生活環境問題研究所」主催で、7市11町村の特産品試食会を開催
  • 7月26日:「千里グッズの会」(現在のディスカバー千里)が「街角広場」にて第1回目の会合を行う
  • 10月5〜6日:「ひがしまち街角広場」1周年記念パーティー開催

「ひがしまち街角広場」がオープンして3ヶ月頃に発行された地域新聞『ひがしおか』には、編集後記として次のような文章が掲載されています。

昔、東町の集合住宅に入居した人たちは、若い時代の「仮の住まい」として、近所に煩わされない「個の生活」を楽しもうとしていました。千里が生まれてから40年、今や多くに〔の〕人にとってその住まいは「終(つい)の棲家」になりつつあり、仕事の組織を離れた高齢者は「孤の生活」にはいろうとしています。広報誌「ひがしおか」、街角広場、ふれ愛サロンなどは、そのような人達を地域の輪に引き入れ、いきいきとした生活を取り戻させようとしているのです。
どうか皆さん、積極的に地域の活動に参加してください。
*「編集後記」・『ひがしおか』第7号 2002年1月1日

2003年

  • 4月13日:第2回たけのこ堀り開催
  • 10月04〜05日:「ひがしまち街角広場」2周年記念パーティー開催
  • 11月16日:「千里竹の会」が発足

東町で最初の等価交換方式による建て替え事業を成功させ、お帰りになられたジオメゾン(旧深谷第二住宅)の皆様、長い間本当にご苦労様でした。東町ならびに千里ニュータウン再生に大きな役割を果たされ、その後の建て替え事業のモデル的役割を担われた皆様方に感謝と経緯を表します。また新たに東町に来られた皆様方には心より歓迎いたします。東町は平成12年に国の事業「歩いてくらせる町づくり」に指定されて以来、さまざまな先進的取り組みをしてきました。
広報紙を統合した「ひがしおか」の発行、小学校の空き教室を利用した地域活動拠点「コミュニティルーム」、「スーパー防犯灯」の設置、地域美化清掃奉仕(アドプトロードシステム)、地域と小学校の運動会を統合した「ふれあい運動会」、中でも「街角広場」は地域住民に心のオアシスとして大きな役割を果たしています。
今後とも、「住んで良かった、これからも住み続けたい東町」実現にご協力いただけますようお願いします。
*「お帰りなさい そして ようこそ東町へ」・『ひがしおか』第17号 2003年9月1日

2004年

  • 4月18日:第3回たけのこ堀り開催
  • 10月7日:新しいカウンターが設置される(※このカウンターは今も利用されています)
  • 10月9〜10日:「街角広場」3周年記念パーティー開催
  • 11月2日:岡山県真庭農協との地域交流として「街角広場」のスタッフら岡山へ

「お水ちょうだい、水筒からっぽ」「お帰り、今日は暑かったからね」こんな会話が聞こえる「ひがしまち街角広場」は地域交流の場として定着してきました。
「街角広場」は、2000年に建設省(現国土交通省)による「歩いて暮らせる町づくり」で全国20ヶ所の1つになったことがスタートです。住民調査の結果、「近隣センターに住民交流の場」との希望で豊中市が社会実験として、2001年9月30日開設しました。6ヶ月の実験期間終了を機に皆様の協力のもと自主運営に切り替え、3周年を迎える事が出来ました。
10月9日(土)は大阪大学の院生、学生が東町や千里ニュータウンについてフィールドワークとして調査し、私達と違った視点での報告がありました。午後は東丘小学校の先生6名と生徒たち総勢16名が「よさこいソーラン」を迫力ある演技で披露し、アンコールにも応えてくれました。
10月10日(日)は八中生の「バトン部」、力の限りの演技でした。次は和太鼓「八鼓」、アンコールの大拍手。観るたびに上達し頼もしい限りです。大阪大学からは地域との意見交換、飛び入りで「街角リニューアル」の話も出て楽しい発表でした。
また千里中央でストリートミュージシャンをしていたグループ「歌続」(YAMAHAからCDを出した)の2人も参加してくれ、彼らの演奏で立食パーティーも盛会でした。
岡山県「まにわ農協」も地域交流をしようとの参加で盛り上げてくれました。大阪府教育委員会も「子どもの居場所」をテーマとして取材に来ました。
豊中市をはじめ、多方面からのお客様をお迎えできたのも、たくさんのスタッフやボランティアの協力があり、また商店会のご理解があっての事と感謝しています。
よそから来た人々からは「東町は素晴らしい!」と驚きの言葉をいただきました。「街角広場」は、まちづくりの手本として情報の提供を申し込まれたり、見学に来られたり、運営委員は度々話しに出かけています。東町の素晴らしさは、羨ましがられ、「自分たちの町にも街角広場を」の声を聞きながら「頑張ってください」と話しています。
先日国交省、府、企業局、市の視察見学があり、21日には市広報「とよなか」が、東町の様子を取材にきました。12月号が楽しみです。
*「ひがしまち街角広場 おかげさまで三周年」・『ひがしおか』第24号 2004年11月1日

2005年

  • 1月31日:近隣センターの「スーパー・ニッショー」が閉店
  • 2月19日:多摩ニュータウンの「永山福祉亭」を見学。東京都江戸川区「親と子の談話室・とぽす」にて「座談会 公共の場の構築」開催
  • 3月1日:「スーパー・ニッショー」跡地に「フードショップ青葉」が開店
  • 3月30日:「第21回大阪府まちづくり功労者賞」受賞
  • 4月17日:第4回たけのこ堀り開催
  • 9月1日:『街角広場アーカイブ ’05』発行。近畿大学にて日本建築学会研究懇談会「街角の居場所の創出」が開催
  • 10月08〜09日:「ひがしまち街角広場」4周年記念パーティー開催

2006年

  • 4月23日:第1回たけのこ祭り(第5回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 4月28日:移転先となる空き店舗の清掃・改装を始める
  • 4月29日:吹田市立博物館で開催の特別展「千里ニュータウン展」の行事「東町ウォーク」のコースとなる
  • 5月2日:近隣センター北西角の店舗での運営を終了
  • 5月6日:場所を移転して運営再開
  • 5月27日:「人間・環境学会学会賞」受賞
  • 8月30日:移転前の店舗の床の千里ニュータウンの地図を修復し、壁にモニュメントとして設置する
  • 9月1〜22日:豊中市立千里公民館にて開催の「千里ニュータウン展@せんちゅう」のサテライト会場となる
  • 10月4日:「市制施行70周年記念事業・第6回豊中市都市デザイン賞」受賞
  • 10月8日:「ひがしまち街角広場」5周年記念パーティー開催
  • 11月4日:「千里・住まいの学校」との共催で、第1回目の「街角土曜ブランチ」を開催

2007年

  • 4月14日:第2回たけのこ祭り(第6回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 5月1日:1ヶ月の休みの後、本日より運営再開
  • 6月11日:「街角広場」の2階に「千里・住まいの学校」及び「太田博一建築・都市デザイン」の事務所が開設
  • 10月7日:「ひがしまち街角広場」6周年記念パーティー開催
  • 12月4日:『街角広場アーカイブ ’07』発行

2008年

  • 4月20日:第3回たけのこ祭り(第7回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 7月:「赤ちゃんからのESD とよなか」が第1回目の「陶器とりかえ隊」を開催
  • 10月12日:「ひがしまち街角広場」7周年記念パーティー開催

『ひがしまち街角広場』オープンして初めての春、周りの竹林を何か利用できないかと思いついたのが、《たけのこ掘り》を皆で楽しむ事だった。豊中市に入園許可申請をし、第1回《たけのこ掘り》が2002年4月14日に実現した。
第7回目が今年4月20日に開催された。その間『千里竹の会』が誕生し、竹林整備も出来て見事なたけのこがとれるようになった。参加者も予想をはるかに超える400余名にふくれ、まちの一大ピクニックとなった感がある。スタッフはてんてこ舞いであったが、小さい子どもが大事そうに自分で掘ったたけのこを抱きかかえてくる姿はなんともほほえましいものである。街角のスタッフとおなじみのボランティアに支えられ、500人分のたけのこ汁や焼きたけのこなどで和やかにまちの親睦が出来、事故もなく終われた事を感謝している。
*「たけのこ掘り」・『ひがしおか』第45号 2008年5月1日

2009年

  • 4月19日:第4回たけのこ祭り(第8回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 7月8日:府営新千里東住宅の集会所に「3・3ひろば」がオープン。以降、月に2回ずつ開かれる
  • 10月18日:「ひがしまち街角広場」8周年記念パーティー開催

2010年

  • 4月6日:千里文化センター・コラボに「コラボ交流カフェ」がオープン
  • 4月18日:第5回たけのこ祭り(第9回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 10月10日:「ひがしまち街角広場」9周年記念パーティー開催

地域新聞『ひがしおか』第55号, 2010年1月1日には、「ひがしまち街角広場」が以下のような記事として紹介されています。新千里東町では集合住宅の急激な建替えにより、多くの方が新たに転入してこられました。この記事は、新たに転入してきた方々に新千里東町を伝えるために書かれた記事の一環です。

■「東町探訪② ひがしまち街角広場を知っていますか」
街角のおばちゃんにきいてみました。

どこにあるの?
東町近隣センター内の一店舗

どんなところ?
地域交流の場。買い物や散歩のついでに「ちょっとコーヒー」、会議やサークルの帰りに一服。小学生も水飲みに。困ったことわからないことをきけば、その場のだれかが解決してくれます。街角が困った時は、お客さんが助けてくれます。

◆コーヒー・紅茶・カルピス お気持ち料 100円。
◆日・祝日を除く平日、11時から16時まで開設。

街角は喫茶だけ?
いいえ、開設時間以外、地域のサークルや団体の会議場所として1回500円で貸切OK。ここから「千里グッズの会」や「千里竹の会」などが誕生(施設内で千里の絵ハガキ・竹炭・竹酢など販売)。また4月のタケノコ掘、10月の周年記念パーティー、12月のしめ縄作りのほか、陶器とりかえ隊、留学生を招いての土曜ブランチなど、イベントもいろいろ楽しみです。
また、産直の共同購入も毎年恒例になっています。

いつ?どのようにできたの?
国の「歩いて暮らせる街づくり構想」の社会実験として、平成12年全国20か所の一つに選ばれたのが始まりです。
地域住民、商業関係者、学識経験者、行政職員からなる「調査検討委員会」が結成され、何度も検討の場を経て、七つの提案がまとめられました。その中の「近隣センターを生活サービスと交流の拠点にしよう!」という提案を6ヶ月間の「社会実験」として実施することになり、近隣センターの空き店舗を借り、「街角広場」がスタートしました。検討委員会、住民の皆さんの協力のお陰で「社会実験」は大きな反響を得ました。
その後、実験の期間が過ぎても利用者からの要望も強く、自主運営で再出発の運びとなり、現在に至ります。

街角のおばちゃんたちはどんな人?
「やりたいなぁ」と思う人ならだれでもOK。現在東町以外からのスタッフも合わせて10人余り。お弁当持ちで無償の働きです。スタッフはいつでも募集中です。一度入ってみませんか?
いろいろな人とおしゃべりができて、知り合いが増え元気が保たれているの。もう私の老後は大丈夫よ!
心が大きくなった気がするわ。身体もついでにって?
お料理のレパートリーが増えたなあ。刺激が多いから、脳の活性化、ばっちり。

今後どのように?
建て替えに伴い、新しい住民や時代の変化に対応し、誰でもが立ち寄ってみたい場となるよう、今後も地域活動の拠点として、街角からいろんなことを発信していきます。東町の「地域資産」として今後も住民の皆さんの理解と協力が大切です。
*「東町探訪② ひがしまち街角広場を知っていますか」・『ひがしおか』第55号 2010年1月1日

2011年

  • 4月16日:第6回たけのこ祭り(第10回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 5月6日:1ヶ月弱の休みの後、本日より運営再開
  • 5月15日:「街角広場再スタート検討会(街角広場運営委員会)」開催。M氏が2代目の代表に就任
  • 9月17日:千里文化センター・コラボで開催の「千里ひとびと見本市」にて活動を紹介
  • 9月22日:「街角広場運営委員会」開催。今後の運営のあり方について話し合う
  • 10月10日:「ひがしまち街角広場」10周年記念パーティー開催

この年、「ひがしまち街角広場」はオープンから10周年を迎えました。
ひがしまち街角広場の10周年記念行事が秋晴れの10月10日(月・祝日)近隣センター広場で行われました。
ひがしまち街角広場は、国の試案「歩いて暮らせる街づくり」の社会実験として、全国20カ所の一つに東町がモデル地区に選ばれ、豊中市が運営を地域に委託して平成13年9月30日に始まったものです。6ヶ月の社会実験の期間が終った後、地域のボランティアの皆さんで自主運営されています。子どもさんからお年寄りの方まで自由に出入りできるユニークな交流の場として全国から注目されています。
前日からスタッフの皆さんは、豚汁、おでんの仕込みに取り掛かり、当日は朝9時から地域の皆さんが会場の設営に協力いただきました。
12時から、NPO住まいの学校・千里グッズの会、大阪大学、大阪工業大学の先生方から街角広場のこれまでの歩みを語っていただきました。
この後、第八中学校バトン部の華麗な演技と和太鼓・八鼓の演奏が会場を盛り上げてくれました。ご協力いただいた方々に厚くお礼もうしあげます。
地域の皆さんが顔見知りになることが、先ずは全ての始まり、そんな場所としてこれからも街角広場をご利用くださるようお願いいたします。
*「ひがしまち街角広場10周年記念」・『ひがしおか』第66号 2011年11月1日

2012年

  • 2月12日:新千里東町で行われた「第1回まち歩き」(主催:新千里東町地域自治準備委員会、共催:豊中市)に協力
  • 4月15日:第7回たけのこ祭り(第11回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:豊中市・千里竹の会)開催
  • 6月20日:「街角広場運営委員会」開催。昨年の振り返りと、今年の予定について話し合う
  • 7月22日:「インターナショナル・サイエンスカフェ」(主催:千里市民フォーラム)開催
  • 10月7日:「街角広場」11周年記念パーティ開催
  • 10月8〜14日:「ひがしまち街角広場」が豊中市の広報番組「かたらいプラザ」で紹介
  • 10月12日:『読売新聞』に「「ひがしまち街角広場」で聞く住民の声」の記事が掲載

2013年

  • 2月20日:「街角広場運営委員会」開催。今年の「たけのこ祭り」、今後の運営のあり方について話し合う
  • 2月23日:臨時休業
  • 3月25日:「街角広場臨時総会」開催。今後の運営のあり方、たけのこ祭りについて話し合う
  • 4月1日:O氏が3代目の代表に就任
  • 4月8日:「ひがしまち街角広場」にて「たけのこ祭り」の実施に向けた打合せを行う
  • 4月21日:第8回たけのこ祭り(主催:ひがしまち街角広場 共催:東丘公民分館 協力:千里竹の会)開催
  • 4月26日:「ひがしまち街角広場」にて「たけのこ祭り」の振り返りの会を開催
  • 5月12日:「歌声喫茶」を開催
  • 10月14日:「ひがしまち街角広場」12周年記念パーティ開催

2014年

  • 4月20日:第1回竹林まつり(第13回たけのこ堀り)(主催:ひがしまち街角広場)開催
  • 5月24日:この日より毎月第4土曜日を定休日とする
  • 10月20〜24日:「ひがしまち街角広場」13周年記念バースデーウィーク開催

2015年

  • 1月19〜23日:「千里グッズの会」(現在のディスカバー千里)が「都市住宅学会賞」受賞記念感謝デーを開催
  • 5月1日:1ヶ月の休みの後、本日より運営再開
  • 9月26日:入口付近のレイアウト変更を行う(絵葉書ラック、棚など)
  • ※今年は周年記念パーティ、バースデー・ウィークとも開催せず

「ひがしまち街角広場」に集う人々によって、2002年から活動を続けてきた「千里グッズの会」(現在のディスカバー千里)が都市住宅学会業績賞を受賞しました。感謝をこめて、「ひがしまち街角広場」にて感謝デーを開催しました。
東町の皆様にご報告です。千里の絵葉書づくりから始まった千里グッズの会の活動が2014年度都市住宅学会業績賞を受賞いたしました。この賞は、都市住宅計画・事業などに関する優れた業績を表彰するもので、ニュータウンの歴史や価値を、「絵葉書」の作成、「大きな本」の展示、まち歩き等の活動を通して、再発見する試みとして評価していただいたものです。
千里グッズの会は、2002年ひがしまち街角広場で生まれました。以来12年、住民・専門家・学生が、ゆるやかに活動を続ける中で、我々の絵葉書が記録写真になりつつあることに気づかされ、活動は徐々に、千里の理念や街の魅力、住まわれた記憶を共有するための媒体のデザインや展示に展開してきました。2011年からは豊中市市民協働事業として、千里の暮らしのアーカイブと転入者へのウェルカムパックの制作配布もスタートしています。これからも、千里ニュータウンの価値を皆で共有し、東町がさらに良い街に成熟していく活動を続けていきたいと考えています。
新千里東町の皆様への感謝をこめて新年1月19日(月)〜1月23日(金)街角広場にてささやかな感謝データをさせていただきます。どうぞ皆様お越しください。
*「新千里東町で生まれた「千里グッズの会」が都市住宅学会業績賞を受賞しました。」・『ひがしおか』2015年1月1日 第85号

2016年

  • 10月9日:「ひがしまち街角広場」15周年記念パーティ開催(予定)
  • 10月11〜15日:「ひがしまち街角広場」15周年記念バースデーウィーク開催(予定)

最新の年表はこちらのページに掲載しています。

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