『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウス、5月の朝市

5月16日(土)、「居場所ハウス」の朝市を開催しました。2014年10月25日(土)にスタートし、試行錯誤しながら続けてきた朝市も10回目となりました。朝市をするためには前日の準備、当日の準備・後片付けと作業は多いですが、テント張り、台・テーブルの設置、野菜の収穫、値札貼り、商品の販売、会計など、スタッフはもう慣れたもので、誰かが細かな指示をせずとも、それぞれが自分の持ち場を担当するという感じになっています。

この日は、あいにくの小雨。そのため、一度に大勢の人が買い物に来たわけではありませんが、オープンから途切れることなく買い物に来てくださいました。オープンの9時前から買い物客が来始めて、10時半頃には売り切れる物が出始めました。朝市は9時〜12時の3時間としていますが、毎回、11時頃には一段落します。
手押し車を押した方、夫婦で買い物に来る方、小さな孫や子を連れた方の姿も見えました。ほとんどの人は歩いて来ますが、中には車で来る人もいました。
「久しぶり」と言ってスタッフや来訪者同士で話をされる方も。「居場所ハウス」の朝市は単に買い物のための場所でなく、地域の人同士が出会い、コミュニケーションする場所にもなっていることがわかります。
毎回、買い物に来てくださる方もいて、朝市は徐々に地域に根づいてきたのではないかと感じます。

今日は料理ハウス(愛称:スマイル食堂)がオープンして初めての朝市でした。「おたすけ隊」を中心とするメンバーが、親子丼、味噌汁、ポテトサラダ、フキを炊いたものをセットにしたランチを作ってくださいました。
朝市は11時頃一段落したこともあり、買い物に来た人でランチを食べた方はあまりいませんでしたが(家に持ち買って食べるという人はいました)、朝市の出店者やスタッフはランチを食べていました。本来の目的は、買い物に来た人にランチを食べてもらうことですが、朝市を終えた後、出店者やスタッフが昼食をとれるというのも大切だと思います。

朝市は今後も継続して行う予定です。
最初から最後までいる人、お昼までいる人、都合のよい時間だけ手伝ってくださる人など、この日も20人ほどがスタッフとして朝市に協力してくださいました。もちろん、スタッフも店員ではありませんので、話をしたり、自分も買い物をしたりしながら朝市に協力してくださいます。このように、スタッフも楽しみながら、無理をし過ぎず朝市を継続できればと思います。

*来月で「居場所ハウス」はオープンから2年を迎えます。通常なら朝市は第3土曜の6月20日(土)に開催予定ですが、来月は6月20日(土)の朝市は中止とし、6月14日(日)に二周年記念感謝祭・朝市の合同の行事を開催予定です。

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