地域の人々が集まる場所が担える役割:居場所ハウスの出来事から
2024年5月6日(月)、「居場所ハウス」に、「見学に来ました」とやって来られた方がいました。 話を伺ったところ、毎月発行している「居場所ハウス」の通信に、「みなさん持ち寄りの販売コーナーあります!」、「何かご自分の作品...
2024年5月6日(月)、「居場所ハウス」に、「見学に来ました」とやって来られた方がいました。 話を伺ったところ、毎月発行している「居場所ハウス」の通信に、「みなさん持ち寄りの販売コーナーあります!」、「何かご自分の作品...
訂正する力 批評家で、株式会社ゲンロンの創業者でもある東浩紀(2023)の『訂正する力』を読みました。そして、ここで議論されていることは、居場所における理念のあり方を捉えるために参考になるということを感じました。 東浩紀...
公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所が主催する第55回『都市問題』公開講座「地域の「居場所」をつくり、はぐくむ」のパネルディスカッションに登壇させていただくことになりましたのでご案内いたします。 第55回『都市問題』...
近年、各地に開かれている居場所と、従来の施設との違いの1つとして、当事者と利用者という違いがあると捉えています(田中康裕, 2021)。施設では、誰がどのように運営するかがあらかじめ決まっていたり、運営側が運営のあり方を...
2023年12月20日(水)の午後、学校帰りの小学生の2人の女の子が、「居場所ハウス」にトイレを借りに立ち寄りました。 2人はテーブルに座らず、すぐに帰っていきましたが、そのことでかえって、子どもたちが「居場所ハウス」を...
先日、居場所について研究されている方々との議論に参加する機会がありました。議論においては、様々な話題が出されましたが、特に、居場所の運営者の人件費のこと、男性にとっての居場所に関する議論が印象に残っています。 いずれも大...
各地に開かれている居場所にはどのような役割があるのか。このことについて議論がされる際、介護予防、孤立防止、生きがいなど、居場所を訪れる人にどのような効果がもたらされるかに注目されることは多いと思います。もちろん、これらは...
世界の外との接点 哲学者の鷲田清一(1998)は、古い都会にあってニュータウンにないものとして、「大木と、宗教施設と、いかがわしい場所」の3つをあげています。3つに共通するのは「この世界の〈外〉に通じる入口や裂け目」だと...
「ソシオペタル」と「ソシオフーガル」 向かい合って座る電車の4人掛けのボックス席と、それぞれが別の方向を向いて座る背中合わせのベンチ。仲間同士で座った時に、どちらが会話しやすいかというと、当然、4人掛けのボックス席という...
少し前、人々の姿が目に飛び込んでくる体験の意味について考えたことがあります。先日、社会福祉法人・佛子園が運営するいくつかの場所を訪れる機会があり、このことの意味について改めて考えました。 三草二木西圓寺 佛子園は1960...