『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

建築家・槇文彦設計による千里中央のセンタービル

0133千里中央 センタービル, 2005s

かつて千里中央にあったセンタービル。建築家・槇文彦氏の設計によるもので、1970に完成。

センタービルのことを時計台と呼んでおられる方がいました。時計台といえば、ロンドンのビッグ・ベン、日本では札幌市時計台が有名ですが、いずれも、街のシンボル的な建物だと思います。センタービルも、時計台という名で呼ばれていたということは、千里ニュータウンの人々にとってシンボル的な建物になっていたということでしょうか。センタービルは既に建て替えられましたが、この次に、千里ニュータウンのシンボルとなる建物は表れるでしょうか。

「今」しか撮れない写真がある。「今」あたりまえのように見ている風景も、いずれ貴重な「地域の歴史」になる。

千里ニュータウンの写真を撮り続けてきて、感じたことです。

(更新:2017年4月12日)