『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン再開発の光景@セルシーの解体開始(2025年8月)

千里中央の千里セルシーは、2025年8月20日から解体工事が始められることになりました。

セルシーは「SEnri Leisure Center」の略で、様々な店舗、飲食店、映画館、プールなどが入居する複合商業施設として、1972年にオープン。屋外のセルシー広場は新人歌手の登竜門としてその名が知られており、これまでに多くのアーティストが出演してきました。5階の「セルシーホール」では、1973年から上方落語協会による「千里繁昌亭」が毎月27、28日に開かれていました。「繁昌亭」の名は現在の「天満天神繁昌亭」に受け継がれています。

千里セルシーは2018年6月の大阪北部地震の影響で休館。順次営業が再開されたものの、2019年5月31日をもって閉館することが発表されました。閉館後も一部店舗の営業が継続されていましたが、2022年5月8日をもって完全閉館となりました。そして、2024年8月に策定された「千里中央地区活性化基本計画〈改定版〉」では、隣接する千里阪急と一体的に再開発されることが発表されています。
千里セルシー内へは既に立ち入りができなくなっていましたが、解体工事が始まる2025年8月20日からは、千里セルシー周辺の通路の通行もできなくなるようです。


千里ニュータウン研究・情報センター(ディスカバー千里)は、千里セルシーにまつわる思い出を貴重な財産として、継承したいと考えています。こちらのページから、ぜひ、「千里セルシー」の思い出をお寄せください。
こちらのページではお寄せいただいた思い出をご紹介していますので、ぜひご覧ください。