『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

OPH南千里津雲台とおりなすカフェ

先日、千里ニュータウン50年事業の打ち合わせのため、津雲台に行って来ました。

近隣センター南側のロータリより撮影。
向こうに見える高層の建物はOPH南千里津雲台。8〜10階建ての5棟からなる290戸の集合住宅。府公社・千里丘陵C団地の建替えで生まれた集合住宅です。

この日、打ち合わせでお邪魔したのは近隣センターで運営されている喫茶店、「おりなすカフェ」。この場所は介護サービスを行う「株式会社ゆうえる」が運営されている「おりなす倶楽部」の拠点となる場所で、昨年夏オープン。元々は、酒屋さんだったとのこと。

「おりなす倶楽部」では会員制のクラブとして、「おとなの寺子屋」「カフェカルチャー」「パソコン講座」「iPad講座」「農園/ツアー」といった様々なカリキュラムが提供されています(*喫茶店は会員以外でも利用可能です)。

ウェブサイトには「おりなす倶楽部」の目的が次のように書かれています。

当倶楽部は、次の二つをめざして活動していきます。

A.「三所創造」
B.「四不解消」

「三所」とは、①居場所、②帰る場所、③心の拠り所、の3つです。日本最初の大規模ニュータウンで、失いがちな三つの場所を、おりなす倶楽部は作りたいと考えます。顔が見え、言葉を交わし、笑いあえる、そんな場所を作ることをめざします。

「四不」とは、①不安、②不便、③不足、④不満、の4つです。この巨大ニュータウンに住んでいて、この4つの「不」を抱えておられる方は多いのではないでしょうか。頼るところのない「不安」を「安心」に、なにかと困ることの多い「不便」を「便利」に、必要なものがありそうでない「不足」を「充足」に、社会とのつながりが少ない「不満」を「満足に・・・四つの「不」を一つずつ裏返していくことを、当倶楽部はめざします。
*「おりなす倶楽部」ウェブサイトより

千里ニュータウンのあちこちで、色々な場所が生まれています。