『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

ニュータウンのオーラル・ヒストリー

先日、本屋で偶然こんな本を見つけました。
細野助博 中庭光彦編『オーラル・ヒストリー 多摩ニュータウン』中央大学出版部 2010年

「まえがき」には次のように書かれています。

UR都市機構、東京都、東京都住宅開発公社といった開発事業主体の事実上の事業完了をきっかけとして、現存してはいるが保存体制が不十分であったりして散逸の危機を免れない可能性の高い貴重な各種資料と、多摩ニュータウンゆかりのキーパーソンや住民の「時代的証言(オーラル・ヒストリー)」を確かなエビデンスとして紙ベースや映像コンテンツとして保存することが求められている。別の言い方をすれば、「多摩ニュータウンの歴史を探りその魅力と課題を再確認した上で、将来を展望する作業を今開始すべきだ、もはや躊躇している時間的余裕はない」という共通認識を、言葉に出さなくても開発を担ってきた組織に関連する人たちもニュータウン住民も、そしてそこから出て行った人たちも共有している。
この多摩ニュータウン「アーカイブ2007−2009プロジェクトは3つの部会に分かれている。一つは本書の内容に示されている「開発に深く関与したキーパーソンによる時代鳥瞰絵巻」を作成する部会であり、もう一つは、「開発政策史の観点から選ばれたキーパーソンのオーラル・ヒストリー」作成部会である。最後は「多摩ニュータウン住民のオーラル・ヒストリー」作成部会である。
*細野助博「まえがき」・細野助博 中庭光彦編『オーラル・ヒストリー 多摩ニュータウン』中央大学出版部 2010年

人々のオーラル・ヒストリーを収集する動きがあり、また、収集した資料を展示する場としての歴史ミュージアムがあり… 多摩ニュータウンからは、色々学ぶことが多そうです。
本の続きは、早速読んでみたいと思います。