11月11日でニュータウン・スケッチも4年目に入りました。
これからも千里ニュータウンをはじめとする国内・国外のニュータウンのこと、「千里グッズの会」の活動のこと、日々の生活で気づいたことなどをお伝えしていきたいと思います。
来年は千里ニュータウンのまちびらき50周年。
この節目の年に千里ニュータウンの50周年の歩みを振り返るきっかけとするための『50周年記念誌』を作ることができればと考えています。『50周年記念誌』への期待として、いくつかアイディアを書いてみたいと思います。
統計データで50年を振り返る
『50周年記念誌』の内容には色々な可能性がありますが、千里ニュータウンに関する統計を収録し、統計データの観点からで千里ニュータウンの50年の歩みを振り返るというものを考えることができます。
例えば、ニュータウンの発祥の地・イギリスでは、1946年にニュータウン法(New Towns Act of 1946)が制定されて以降、32のニュータウンが建設(ニュータウンの指定を受けたのは33だが、うち1つは指定が取り消された)されましたが、1946〜1996年の50年間のニュータウンに関する統計資料等を収録したCD-ROM(The New Towns Record, 1946-1996: 50 Years of UK New Town Development, The Planning Exchange, 1998)が制作されています。
千里ニュータウンにもこうした資料が必要だと考えています。
個々人の暮らしから50年を振り返る
千里ニュータウンに対する記憶・思い出は個々の人によって様々。個々人の暮らしの歴史(個人史)の集積として、千里ニュータウンの50年の歩みを浮かび上がらせることはできないだろうかと考えています。
そのためには、千里ニュータウンにお住まいの方(以前、お住まいだった方も含む)の記憶・思い出を集める必要があります。現在、ディスカバー千里のプロジェクトで行っているように、直接お話しを伺うという方法もありますが、例えば、次のような方法は考えられないでしょうか。千里グッズの会のメンバーの方と、次のような話をしていました。
千里ニュータウンの主要な出来事を記入した年表のフォーマットをウェブ上にアップロードする。それをダウンロードしていただき、年表フォーマットに個人史を記入していただき、送信していただく(もっと上手いやり方があるかもしれません・・・)。その集積が、千里ニュータウンの年表になる・・・
『50周年記念誌』と書きましたが、本というかたちだけではなく、ウェブ上にホームページを立ち上げるなど、形態には様々な可能性がありそうです。今考えていることは他にも色々とありますが、まずは1つご提案させていただきました。
(更新:2018年12月6日)