2010年3月20日〜5月10日まで、パルテノン多摩内の歴史ミュージアムにて、特別展「開発の記録:資料に見る多摩ニュータウン」が開かれています。今まで、多摩ニュータウンまで足を伸ばす機会がなかったのですが、この機会にと考え、特別展を見に行ってきました。
特別展「開発の記録:資料に見る多摩ニュータウン」の主旨は以下の通り。
パルテノン多摩が所蔵する多摩ニュータウン開発関係資料を写真や映像を中心に紹介します。
今回展示される資料の多くは、当館の所蔵品としては初公開となるものです。この展示を通じて、資料が歴史を振り返る上でいかに重要なものか、また多摩ニュータウン開発の記録を残していくことの意味を改めて考える場となれば幸いです。
[展示構成]
- はじめに
- 1.多摩ニュータウン関係資料を“読み解く”
- 2.記録映画に見る多摩ニュータウン開発
- 3.多摩ニュータウン資料室
- おわりに
※「パルテノン多摩 歴史ミュージアム」ウェブサイトより
特別展では写真、航空写真、住宅のパンフレット、映像資料、文献など、様々な資料が展示されていました。展示のパネルに書かれた次の文章も印象に残っています。
「資料は多くの人に見られることでさまざまな発見が生まれます。その積み重ねが資料をより貴重なものとしていくのです。」
資料を収集するだけで終わるのではなく、収集した資料が見られることで、新たな発見がなされていく。これを通じて、資料が育っていく。千里ニュータウンにも、同じように発見されるべき資料があると感じました。
(更新:2021年10月18日)