2010年2月27日に千里中央の千里文化センター・コラボで開かれた「第8回千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム」にて、千里グッズの会は「千里絵はがきで見る 千里ニュータウン」のコーナーを出展しました。
今年の千里ニュータウンまちづくり市民フォーラムのテーマは「千里ニュータウンはすばらしい観光地」ということで、千里ニュータウンの魅力を伝える絵葉書(写真)を選び、展示しました。
「阪大生が見た 外国の『ニュータウン記念館』」のコーナー。アメリカ・ワシントンDC郊外のグリーンベルト(Greenbelt)、ニューヨーク郊外のレヴィットタウン(Levittown)、そして、イギリスのハーロウ(Harlow)が紹介されています。
これらの街を訪れて感じるのは、「街の人たちが、自分たちの暮らす街(ニュータウン)の歴史に誇りをもっている」ということ。いずれの街にも、まち開き50周年をきっかけとして、歴史を記録し、展示するための場所としてコミュニティ・ミュージアムがオープンしています。
千里ニュータウンも2年後にはまち開き50周年を迎えます。
千里ニュータウンの歴史記録し、次の世代にバトンタッチしていくことは重要な仕事だと考えています。千里グッズの会ではそのための取り組みとして、少しずつではありますが、絵葉書で千里ニュータウンの魅力を発見したり、歴史を記録したり、あるいは、海外のニュータウンの取り組みの様子を紹介したりなどを行ってきました。
「千里竹の会」のコーナー。「千里竹の会」の活動を紹介するパネルに加えて、多くの竹細工が展示されていました。
「コラボ・カフェ」。コーヒーと紅茶がお菓子付きで200円、オレンジジュースとカルピスが100円で提供されています。現在、準備期間のため不定期の運営となっていますが、2010年4月6日から本格オープンということです。
シンポジウムの様子。今年は、例年以上に参加者が多かったとのことで、会場はほぼ満席でした。
シンポジウムで、大阪人間大学・社会福祉学部の石川久仁子先生が紹介された「まちづくりには若者・ばか者・よそ者が必要だ」という言葉が印象に残っています。
これは、地域の住民、建築・まちづくりの専門家、研究者に加えて、大学生が参加している千里グッズの会にも当てはまるのではないかと。千里ニュータウンに住んだことのない者は、どういう立場で千里ニュータウンの活動に関われるのかと考えることがありますが、まちづくりには外部の視点が求められるとすれば、千里ニュータウンに住んでいない者だから担える可能性があるということを気づかされました。
(更新:2021年9月21日)