『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

郷土食の鎌餅作り

少し前のことになりますが、「居場所ハウス」で鎌餅という郷土料理を作っていただきました。鎌のような形をしているから、鎌餅の名前がつけられたとのこと。黒砂糖、味噌、クルミを混ぜたものを、小麦粉と米の粉で作った皮で包んで、茹でて作ります。

茹で上がった鎌餅は、みなに振る舞ってくださいました。鎌餅を食べながら、「昔はごろっと大きくてね。昔は黒砂糖だけだった。今は贅沢なってね、味噌だの、くるみだの入ってる」、「〔昔は〕ご飯の余ったのを入れて」、「ご飯入れると、いつまでも柔らかいの。ご飯入れないと固くなる」という思い出話も。
後日、「がんづき、柚餅子は手間かかるから。鎌餅は混ぜて、包んで、茹でるだけ。遊んで帰ってきたり、野良仕事から帰った時、夕食までの間に食べてた」という話も聞かせていただきました。

鎌餅は、昨年11月の「居場所感謝祭」でも人気のメニューでした。「居場所感謝祭」のため、何人かの女性が「居場所ハウス」で鎌餅作りを練習されました。その女性から作り方を教わり、今回の鎌餅作りが行われました。「初体験」で鎌餅を作った方も。

「居場所ハウス」で、鎌餅の作り方が少しずつ広まっています。

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