『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

日曜午後の光景、それぞれが思い思いに

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写真は先日の日曜午後の光景。写真手前のテーブルは4人の女性が座って手芸をしています。薪ストーブの近くでは2人が話をし、和室では5人の小学生がゲームをして遊んでいました。そして、和室奥のひな人形の前に座った2人は、今後、「居場所ハウス」で行うひな祭りについて打合せをされています。手前で裁縫をしている女性たちも、教室として行っているわけではなく、裁縫をしようと誘い合って集まって来られました。
子どもから大人までが、それぞれのところに座って、それぞれ思い思いに過ごしている。(イベント・行事がある時だけ利用できる場所でなく)日常的な場所として運営されている「居場所ハウス」だからこその、いい光景だと感じました。

「居場所ハウス」では、日曜日はボランティアが1〜2人ずつ交代で運営しています。この日の午後、当番は男性1人だけであり、この男性もボランティアに慣れていない方だったため、他の方がお茶をいれたり、使ったお茶碗を洗ったりと運営をサポート。当番の男性も、来訪者と一緒にお茶を飲んだり、話をしたりして過ごしていました。
来訪者として自由に過ごすだけでなく、当番でないけれども運営のサポートをするというように、役割が固定されておらず臨機応変にサポートし合うのを見て、「居場所ハウス」ならではのいい光景だなと感じました。