空は雲一つないくらい晴れているのに、湾の部分にだけ霧がかかっている。大船渡に来て初めて目にした光景です。これは「やませ」だと教えてもらいました。
「やませ」とは、夏(6~8月)に東北地方に吹く冷涼な北東の風のこと。やませにで発生した海霧(ガス)が流れてくると急に涼しくなります。聞いたところによると、やませは低温、日照不足、そして、海霧に含まれる塩分による農作物に被害を与えるとのこと。
昔、地理の授業でやませについて習った記憶がありますが、言葉としては理解しても、どういうものなのかは実際に体験しないとわからないものです。