『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの朝市

2015年2月21日(土)、「居場所ハウス」で朝市を開催しました。
この日は天気がよかったこともあり、賑やかな朝市となりました。焼き鳥、ホタテ貝などの魚介類、野菜など完売したものも多く、スタッフも今日は人が多かったと話されていました。
昨年10月25日(土)にスタートした朝市も8回目。普段、お茶を飲みに来たり、イベントに参加しない人でも、朝市には来るという人も多く、朝市は「居場所ハウス」の重要な活動として定着しつつあるような気がします。「居場所ハウス」の朝市には次のような意味があると思います。

○来訪者は市営の災害公営住宅、仮設住宅を含め、「居場所ハウス」の近くにお住まいの方が多いと思われます(遠くからわざわざ車で買い物に来る場所ではない)。手押し車を押しながら買い物に来る高齢の女性も何人もいます。買い物できる商店がほとんどない末崎町において、「居場所ハウス」の朝市は身近に買い物ができる場所になっていると思います。
○買い物に来た人の中には、買い物の後、お茶やコーヒーを飲みながら休憩したり、話をしている人もいます。時には、買い物に来た人が、スタッフの手伝いをする場面も見られます。また、また、持ち切れないくらいの買い物をした人がいれば、誰かが家まで運ぶことも行われています。「居場所ハウス」の朝市は、単に買い物できる場所ではなく、地域の人とコミュニケーションを図れる場所にもなっています。
○朝市は前日から準備を行い、朝市当日も、25人ほどがスタッフとして運営に協力しました。前日の準備、当日の運営と後片付けなどは大変な作業ですが、朝市ではスタッフも買い物したり、他のスタッフや来訪者と話をしたりしています。このように、「居場所ハウス」の朝市はスタッフにとっても、楽しみながら関われる場所になっていると言えます。

この日の朝市は11時頃には売り切れるものが多くなったため、予定より早く、11:15頃から後片付けを始めました。そして、後片付けが終わった後、残っていたスタッフら20人ほどで昼食。朝から一仕事を終え、みなで昼食を食べるというのもよいものです。

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