『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

空から見る千里ニュータウン

写真は伊丹空港から仙台空港への飛行機から撮影したもの(2018年8月撮影)。伊丹空港を出発後しばらくすると、進行方向左手に千里ニュータウンが見えてきます。

千里ニュータウンでは、環境を守るため周辺にグリーンベルトをもうけることが考えられました。グリーンベルトの正式名称は「千里緑地」です。千里緑地は今でも残されており、そのため空から見ると千里ニュータウンの輪郭が浮かびあがっています。千里ニュータウンの東(写真右)には万博公園、北(写真上)には箕面山系の山。

近隣住区論に基づいて計画された千里ニュータウンでは、各住区は幹線道路に囲まれています。空からは、それぞれの住区の形も見えてきます。

千里中央地区のすぐ南側には、ニュータウンとして開発されなかった上新田があります。従来からの集落のある上新田ですが、上新田の開発が進んでいるため、パッと見ただけでは上新田とニュータウンとして開発された住区の違いはよくわかりません。それくらい上新田が開発されているということです。

また、千里ニュータウンが開発された当初、周りは開発されていませんでしたが、写真の通り現在では千里ニュータウンの周りも(住宅地として)開発されていることがよくわかります。