2011年10月8日、東京都北区の赤羽台団地で開かれる人間・環境学会(MERA)、第94回研究会「団地・ニュータウンの記憶を引き継ぐこころみ」にて、ディスカバー千里の活動、欧米の郊外住宅地のアーカイブについて報告予定させていただくことになりました。赤羽台団地で活動されている赤羽台プラスの方々とも情報交換ができればと考えています。
「団地・ニュータウンの記憶を引き継ぐこころみ」
ここ1世紀ほどで世界各地に生まれてきた計画住宅地は、高齢化、環境更新などの試練に初めてさらされている。こうした計画住宅地が、代々住みつがれ成熟していく「まち」として持続し、多くの人々の心のよりどころとなるための大きな要素の一つが「記憶」であろう。そこで、今回の研究会では、日本の東西(赤羽台団地、千里ニュータウン)、欧米で行われつつある、団地・ニュータウンの記憶を残す取り組みにつて、その活動を報告していただき、それらを踏まえ、様々な立場から団地・ニュータウンの記憶を残す試みの意義について、考察してみたい。
□日時:2011 年10 月8 日(土) 14:00〜17:30
□主催:人間・環境学会
□共催:赤羽台プラス、千里グッズの会、地域生活記憶集積メカニズム研究委員会(文部科学省科学研究費基盤(B))
□会場:ヌーベル赤羽台5号棟1階 集会室(東京都北区赤羽台2-3)
□参加費:会員・学生:1,000 円、一般:2,000 円、団地居住者:無料
□懇親会:研究会後、17:300 頃より開催。 会費3,000 円(予定)
□プログラム:
【あいさつ】鈴木毅(大阪大学)
【趣旨説明】「団地の記憶を残すということ」大月敏雄(東京大学)
【報 告】
「赤羽台プラスの活動」篠原聡子(日本女子大学)+ 森崎麻季子(日本女子大学)
「ディスカバー千里プロジェクトの目指すもの」太田博一(千里グッズの会)
「欧米の計画住宅地のアーカイブ」田中康裕(千里グッズの会)
「ヨーロッパ・アーカイブ施設計画」市川尭之(東京大学)
【討 議】
「団地の記憶を残す試みの意義について」
司会 : 大月敏雄(東京大学)
コメンテーター :
「場所愛着の視点から」呉宣児(前橋国際大学 環境心理)
「地域研究・ジェンダー研究の視点から」西川祐子(京都文京大学)
「都市民俗学の視点から」岩本通弥(東京大学)