『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

府営新千里東住宅@「大きな本」新千里東町ツアー

10月26日(金)11月10日(土)に行なった「大きな本」新千里東町ツアーは、府営新千里東住宅のB1棟209号室を見学のために開放しました。
空き室になっている住戸であり、通常は入ることはできませんが、おおさかカンヴァスによるツアーということで、要員住宅と同様、特別に開放していただくことができました。

府営新千里東住宅。入居が始まったのは1966年(昭和41年)で、南北に2つの中庭をもつ囲み型配置の府営住宅です。
同じ府営住宅でも、府営千里佐竹台住宅のような大きな高低差はなく、住棟によってきっちりと囲まれた中庭をもつ府営住宅は非常に珍しいと思います。

一番南にあるのがB1棟。建替えのため、既に北側の中庭を見ることはできませんが、B1棟209号室からは南側の中庭を一望することができます。
209という部屋番号を見て2階だと思ってた、という方もいましたが、209号室は5階にあります。B1棟には100号階段、200号階段、・・・・・・、500号階段の5つの階段室があり、階段室ごとに部屋番号が付けられています。例えば、200号階段にある住戸の番号は以下の通り。

  • 1階:201号室・202号室
  • 2階:203号室・204号室
  • 3階:205号室・206号室
  • 4階:207号室・208号室
  • 5階:209号室・210号室
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中庭から見る住棟。右手がB1棟。

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各部屋へは南側からアクセスします。

B1棟209号室の間取りの変遷。
当初は2DKだったものが1980年代初めの増築によって、風呂場と6畳の和室が増築されています。府営新千里東住宅では全ての住棟が中庭に向かって増築されたため、増築された方向は住棟によって異なります。B1棟209号室の場合は北側に増築されました。

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今から50年程前には先進的なステンレスキッチン。物を置きやすいよう段差が付けられています。ガスメーターは部屋の中にあり、メーターのチェックは玄関脇の小窓から行なうようになっています。写真はありませんが、トイレも当時としては先進的な洋式の水洗トイレです。

増築された風呂場。浴槽が床面に置かれているため、入浴のためには段差を跨ぐ必要があります。

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玄関を入ったところ。

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6畳の和室は、南側の明るい部屋です。奥が4.5畳の和室。

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増築された部分の和室。

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4.5畳の和室からの眺め。増築された部分が見えますが、増築される前はまた違った感じの風景を見ることができたと思われます。

(更新:2015年月6日2日)