『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

徐々に場所を作っていくこと

「居場所ハウス」は東日本大震災からの復興の拠点として、米ハネウェル社の社会貢献活動部門「ハネウェル・ホームタウン・ソリューションズ」からの救済基金を受けて建設されました。
オープニングまでに基金を使い切ってしまうのではなく、「運営が始まれば必要なものが色々と出てくるだろうから」ということで、基金の一部を運営協力金として確保していただきました。ただし、なるべく出来合いの商品を買うのではなく、手作りで場所を作っていけるような材料を買って欲しい、と。

実際、運営が始まると必要な物がいくつも出てきたため、メンバーと相談しながら、運営協力金を使わせていただき、必要な物を揃えていきました。本棚、キッチン奥の倉庫の棚、2階(物置)へあがるための梯子も必要だという意見があったため、これらの材料を購入。現役時代、建築関係の仕事についておられた地元の方が、素敵な本棚、倉庫の棚、梯子を作ってくださいました。

最初から完成した場所を作るのではなく、徐々に、手作りで作り上げていくこと。そんな場所を目指しています。

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