『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

「居場所カフェ」の絵本

「居場所カフェ」はこのような場所になって欲しいという理念を描いた絵本を、昨年、Ibashoの何人かの仲間と作りました。今まで岩手県大船渡市の「居場所ハウス」に見学に来てくださった方にお分けしていましたが、遠方の方にもご覧いただけるようにとの思いから、AppleのiBooks storeでの販売を始めました。よろしければご覧ください。

ダウンロードはこちらから。
*ダウンロードにはiPadかMac(OS 10.9~)が必要です。

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はじめに

歳を重ねるのは、とても素敵なこと。でも、高齢者って、若い世代を支える人ではなく、面倒をみてもらう人だと、社会が勝手に決めてないかな。“高齢者のために作られた場所”は、彼らが自分の「居場所」を感じられる場所になっているかな。
「居場所があったら」ってよく耳にする。でも、「居場所」って、ただ待ってるだけで手に入るのかな。なんとなく「居場所」って言葉が使われてるけど、自分たちだけが心地よければいいのかな。
高齢者も若い世代も、それぞれの知恵と経験を活かしながら、「ふつう」に支えあえる身近な場所。そんな場所を、地域のみんなと一緒に作りたい。「Ibasho」の願いです。
この絵本は、カフェを運営するためのマニュアルではありません。日々の暮らしを見つめ直すためのヒントです。
絵本を読み終えた後に、「Ibasho」が自分の地域にできたら、どんな未来になるだろう」と、思いを巡らせてもらえたら嬉しいです。