『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの近況

「居場所ハウス」では、7月13日にオープンの一周年記念感謝祭を実施しました。今後の運営の参考とするため、来訪者やスタッフの方々に簡単なアンケートに回答していただきました。以下で結果をご紹介しますが、一周年記念感謝祭の来訪者全員に回答していただいたわけではないため、あくまでも「居場所ハウス」の現状の目安として捉えていただければと思います。

回答者数

・75名
→7月13日(日)の一周年記念感謝祭の会場で61名、7月14日(月)から16日(水)までの間に14名の来訪者に回答していただきました。

年代

・10代:3名
・20代:1名
・30代:3名
・40代:6名
・50代:6名
・60代:23名
・70代:17名
・80代:14名
・90代:2名
→一周年記念感謝祭には10代から90代まで幅広い年代の方にお越しいただきました。割合としては60代以上の方が多くなっています。

性別

・男性:19名
・女性:50名

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お住まいの地域

・末崎町内:68名
・大船渡市内(末崎町外):3名
・大船渡市外:3名
→末崎町内にお住まいの方が大半。末崎町の内訳を見ると、「居場所ハウス」のある平地域が最も多く、近くにある平林仮設、大田仮設からの来訪者もいます。
末崎町内は大きく細浦地区、中央地区、碁石地区に分けることができます。当然、「居場所ハウス」のある中央地区の方が多いですが、一周年記念感謝祭には細浦地区、碁石地区からも来てくださった方がいます。
なお、末崎町内の人口は2013年12月31日時点で4,415人(『大船渡市統計書 平成25年版』より)です。

140722アンケート集計[Web用].002

「居場所ハウス」を知ったきっかけ

・偶然、前を通りかかった:10名
・友人・知人に聞いた:19名
・チラシ:24名
・新聞記事:2名
・インターネットで:0名
・その他:14名
→最も多かったのは「チラシ」で知ったという回答。一周年記念感謝祭のチラシをはじめ、これまで何度かチラシを末崎町内の全戸に配布しましたので、その効果があったと言えそうです。「友人・知人に聞いた」という回答も多く、これからも人伝で「居場所ハウス」を知ってもらうことも大切になりそうです。「偶然、前を通りかかった」という回答も多かったです。
「その他」では、家が近所だったから(2名)、ボランティアで(2名)、スタッフで(2名)などがあげられました。

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「居場所ハウス」に来る頻度

・ほぼ毎日:1名
・週に数回:8名
・週に1回:5名
・1ヶ月に数回:9名
・1ヶ月に1回:9名
・今日が初めて:24名
・その他:15名
→「今日が初めて」という方が最も多かったです。オープンから1年が経過しても、初めて来る人が多いということで、「居場所ハウス」はまだまだ地域に浸透していないと言えるかもしれません。ただ、このことは一周年記念感謝祭は、これまで来たことがない人が、「居場所ハウス」に来るきっかけになったとも言えそうです。今回、初めて来てくださった方に、今後どうやって継続して来てもらえるようにするかは今後の課題になりそうです。
「その他」の回答としては、4名がイベントがある時だけ来ると回答していました。

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今までに参加したことのある活動(複数回答)

・喫茶スペースの利用:14名
・会議:8名
・音楽イベント:12名
・居場所健康クラブ:10名
・お祭り・イベント(感謝祭・ひな祭り等):17名
・教室(料理・生花・踊りなど):9名
・その他:11名
→「お祭り・イベント」が最も多かったですが、「喫茶スペースの利用」、「音楽イベント」など、他の活動もあげられています。「その他」では今日が初めて(2名)、お茶(1名)、食事会(1名)などがあげられました。

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今後「居場所ハウス」でやって欲しいこと、期待すること、意見など(自由記述)

→今後やって欲しい活動としては、お茶会(2名)、映画会(1名)、朝市(1名)、和服リフォーム(1名)、ゲーム(1名)などがあげられました。「長く続いてほしいです」、「どなたでも立ち寄れる場所を期待します」という回答もありました。