吹田市・豊中市の2015年3月31日・4月1日の人口と世帯数が公開されていますので、今年も千里ニュータウンの人口を集計しました。
まちびらきから半世紀が経過したにも関わらず、いつまでも上新田地区（豊中市）を除外地として扱うべきでないという声もありますので、今年は上新田も含めたエリアの人口・世帯数を集計しました。ただし、計画された12住区の人口・世帯数を把握したい場合もありますので、以下では①吹田市域8住区（佐竹台、高野台、津雲台、藤白台、古江台、高野台、竹見台、桃山台）、②新千里北町、新千里東町、新千里西町、新千里南町、③上新田の3つに分けて集計しています。
人口・世帯数
近年の集合住宅の建替えラッシュにより、人口・世帯数とも増加が続いています。6年前（2009年春）と比べると人口は約9,000人、世帯数は約4,000世帯の増加です。計画された12住区だけをみると、2015年春の時点で、人口が97,156人、世帯数が44,523人であり、人口はまた10万人に近づいています。
一世帯当たりの人員は、集合住宅の建替えにより子どもの人数が増えていることの表れだと思われますが、豊中市域4住区と上新田で、昨年より人数が増加しています。
高齢化率・人口構成
高齢化率は計画された12住区では横ばい、上新田は増加しています。2015年春の時点での高齢化率は吹田市域8住区が30.0％、豊中市域4住区が30.1％、上新田が17.3％です。日本の高齢化率は25.1％（2013年10月1日現在。『平成26年版高齢社会白書』より）。近年、集合住宅の建替えが行われていますが、それでも計画された12住区の高齢化率は全国平均より5％程高いと言えます。
2015年春の時点の住民の年齢構成をみると、吹田市域8住区と豊中市域4住区は、65〜80歳を中心とする世代（ニュータウン第一世代）、40〜45歳を中心とする世代（ニュータウン第二世代）の割合が大きいという同じ形の年齢構成のグラフになっています。一方、上新田の年齢構成のグラフはやや形が異なり、40〜45歳を中心とする世代の割合が大きくなっています。
集合住宅の建替えはまだ続いているため、しばらくは人口・世帯数が増加する傾向は続くと思われます。
（更新：2016年5月5日）
