『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの納涼盆踊り(1)

2015年8月15日(土)、「居場所ハウス」にて納涼盆踊りを開催しました。
納涼盆踊りには、特に子どもを連れた若い世代の人の姿を多く見かけました。あるスタッフが「今日は見たことがない人いっぱいいた」と話されていましたが、お盆で実家に帰省していた人もいたと思います。スタッフの中にも、お盆で帰省中の子ども、孫が来たという方もいました。もちろん、地元の子どもたちも遊びに来てくれました。子どもたちはかき氷を食べたり、ウチワに絵を描いてオリジナルウチワを作ったり、ヨーヨー釣や吹き矢を楽しんだり。和室で上映した映画に見入っている子どももいました。

メインはもちろん盆踊りです。16時の時点ではまだ人が集まっていなかったので、練習ということで何回か踊りました。末崎町にお住まいの踊りの先生に教えてもらったりしているうちに徐々に人も増え、浴衣を着た人も、そうでない人も櫓を囲んで大船渡音頭、椿音頭、気仙甚句などを踊りました。周りに座って踊りの様子を見ている方もいましたし、手を音頭に合わせている高齢の女性もいました。
音頭に合わせて身体が動くというのは、(長年踊っていなくても)身体が忘れずに踊りを覚えているのかもしれません。

何度かの休憩を挟みながら踊った後、暗くなってきたので19時過ぎに花火をしました。花火が終わった後、踊りを再開しようとしたところ突然の雨。踊りを中断し「居場所ハウス」やテントの中で雨宿り。

19時半頃、雨がやんだので最後に2曲踊り、予定より少し早かったですが、19時40分頃、納涼盆踊りを終了しました。

お盆期間に世代を越えた人々が集まり、楽しめる場所。「居場所ハウス」は確実に地域に新たな光景を生み出していると感じました。
かつて「居場所ハウス」のある末崎町では盆踊りがいくつもの地区で行われていましたが、徐々に盆踊りをする地区も減ってきたと聞きます(今年は「居場所ハウス」と同じ8月15日に小細浦地区で盆踊りが行われました)。盆踊りを経験したことがない世代の人にとっては、夏休みの、あるいは、帰省した故郷での思い出の1つになればと思います。

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