『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの五周年記念感謝祭

2018年6月16日(土)、「居場所ハウス」の五周年記念感謝祭が開催されました。

五周年記念感謝祭次第

式典 9:30〜

  1. 開会のことば
    居場所創造プロジェクト・副理事長 武田清一郎
  2. あいさつ
    居場所創造プロジェクト・理事長 鈴木軍平
  3. 祝辞
    大船渡市・市長 戸田公明様
    Ibasho(ワシントンDC)・代表 清田英巳様
    末崎地区公民館・館長 新沼眞作様
  4. 来賓紹介
  5. 居場所ハウスの沿革
    居場所創造プロジェクト・前理事長  近藤均

祝い餅まき 10:00〜

余興 10:20〜

  • 日本舞踊
    さすけ会・会主 勇款(さすけ)様
  • 祝い餅つき(老人クラブ他)・道化祝い踊り(赤崎町有志)
  • 日本民謡
    末崎町中井地区 佐々木深里様

昼食 11:30〜

余興 12:15〜

  • 日本舞踊
    さすけ会・会主 勇款(さすけ)様

閉会

  • 閉会のことば
    居場所創造プロジェクト・副理事長 武田清一郎

天候にも恵まれ、協力いただいた方も含め200人ほどの参加がありました。地元の末崎町や大船渡市内だけでなく、黒部ライオンズクラブの方が富山から、デジタル公民館まっさきの方が東京から、そして、アメリカからとこれまで「居場所ハウス」を支援し、見守り続けてくださった方の参加もありました。出席できない代わりにとお祝いを送ってくださった方もいます。

感謝祭に向けて「居場所ハウス」のスタッフを中心として企画・準備してきたものですが、お餅や煮しめ作りは老人クラブの方、焼きそばは婦人会の方、コーナーの担当・後片付けはカリタスジャパン大船渡ベースの方、共生地域創造財団の方などからのご協力をいただきました。

この日の感謝祭は、子どもから高齢の方までの、また、末崎町内外の多くの方の参加があり、「居場所ハウス」が末崎町に新たな風景を生み出したと感じます。ただ忘れてはならないのは、感謝祭はあくまでもイベントであり、この背景には5年間の日々の運営の積み重ねがあったということです。

感謝祭ではもう少し居場所ハウスのこれまでの歩みを振り返る機会、今後の地域における役割を考える機会にもなればと感じましたが、五周年記念感謝祭には次のような意義があったと思います。

五周年感謝祭の意味

協力してくださった方への感謝・報告

これまで「居場所ハウス」は多くの方の協力によって運営を継続してきました。感謝祭は、多くの方の協力で運営が継続できたことを確認するとともに、遠くにお住いの方にも、「居場所ハウス」の運営が継続していることを報告する機会になったと思います。

様々な人々の再会

感謝祭に合わせて遠くから足を運んでくださる方がいたことで、「居場所ハウス」に関わる人々にとっての再会の機会を作り出したという意味もあったと思います。

何かを成功させるという体験の共有

感謝祭は末崎町の高齢の世代の人々が中心となり企画、準備から当日の運営、そして、後片付けを行いましたが、「地域に対して何かができる」という体験の共有は、今後、地域が抱える課題を解決していく上で大切。この意味では企画から後片付けにいたる一連のプロセスを共有できたこと自体が重要な出来事だったと考えています。