ニューヨーク、マンハッタンには魅力的な公園・広場がたくさんありますが、写真はその1つ、ユニオン・スクエア(Union Square)。
この広場では、月・水・金・土曜日に、近郊の農家が野菜や果物などを売るグリーン・マーケット(ファーマーズ・マーケット)が開かれています。千里中央で時々行われている物産展とは少し違って、農家の人が直接お店を開いている市場。生産者から直接食品を購入できるという安心感もありますし、もちろん、売られている食品は新鮮です。
マンハッタンのような大都市で、このような市場が開かれているのが面白いと思いました。
写真で、ハリセンボンのようになっているのはトウモロコシ。季節がら、ハロウィンのためのカボチャも売られていました。
ユニオン・スクエア(Union Square)のグリーン・マーケットのことを紹介したところ、
ニューヨークって、マンハッタンを一歩出たらけっこう近郊農村があるのでしょうか?
という質問をいただきました。
調べたところCENYC(Council on the Environment of New York City, ニューヨーク市環境会議)というサイトを見つけました。ここには「その日の朝、食品を農場・農園からマーケットに運ぶ」と書かれています。ということは、朝収穫した野菜や果物を運べる程度の距離に農場・農園があるということだと思います。
実は、マンハッタン周辺でグリーン・マーケットが開かれているのはユニオン・スクエアだけではありません。この地図を見ると、マンハッタン周辺では、毎日どこかしらでグリーン・マーケットが開かれているのがわかります。それだけ、近郊に農場・農園の数が多いのだと思います。
マンハッタンと言えば、都会中の都会。
梅田駅の周りで朝市が開かれたり、東京駅の周りで朝市が開かれたりするのは上手く想像できないのと同じように、マンハッタンとグリーン・マーケットというのが上手く結びつきませんでした。しかし、実際に訪れてみて、マンハッタンにはこんな場所もあるのだなと、ちょっとうらやましく思いました。多様性をもった都市というのは、まさにこういうことを言うのかもしれません。
(更新:2016年8月28日)