『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

上海城市規劃展示館:上海の過去と未来を学べる場所

2011年9月に上海を訪問した時、訪れた場所の1つが上海城市規劃展示館(上海城市計画展示館/Shanghai Urban Planning Exhibition Center)。上海市黄浦区の人民公園(People’s Square)内にあり、冠をかぶったような屋根の形が特徴的な展示館で、2000年2月にオープンしました。

  • 住所:上海市黄浦区人民广场人民大道100号 邮政编码 200000
  • Address:100 Renmin Ave, RenMin GuangChang, Huangpu Qu, Shanghai Shi, China, 200000

『地球の歩き方 上海 杭州・蘇州・水郷古鎮 ’11~’12』には上海城市規劃展示館が次のように紹介されています。

「上海城市規劃展示館は「上海の過去と未来を学べるエキシビション施設。ロビーを入ると、回転する浦東ビル群と上海市の模型が目に入ってくる。中2階は百度上海Mといい、上海の今昔を写真パネルでわかりやすく展示。2階は企画展、そして一番の見どころは3階。上海城市が細部まで表現されている未来構想模型がある。・・・・・・。また5階はカフェになっており、上海の町並みが一望できる」
*『地球の歩き方 上海 杭州・蘇州・水郷古鎮 ’11~’12』。

展示館は地下1階から5階まであり、日本語パンフレットにはそれぞれの階が次のように紹介されています。

  • 1階:エントランスホール
  • MF:(1階と2階の間にある部分)歴史・文化的名所ホール
  • 2階:臨時展示ホール 当館二階の臨時展示ホールでは、文化や芸術、建築、設計などの臨時展示が不定期的に行われていますので、ご見学いただけます
  • 3階:マスタープランホール/上海中心市街地中心部大型模型 これは1:500の比例で、敷地面積が600平方メートルで、上海の内環状線以内110平方キロメートルの中心部を表す大型模型です
  • 4階:専門・重点建設計画ホール
  • 5階:観光ホール
  • B1:「上海1930」 町の風景/これは懐かしさのあるレジャー街で、1930年代の古きよき上海の建築風景を表すもので、観光客に「城の中の城」と抽象的に喩えられます

上海城市規劃展示館を訪れたのは2011年9月8日(木)。訪れた日は「外灘 THE BUND Recording…」という特別展が開催されており、1階で外灘の模型、新旧の写真が展示されていました。2階は2つのスペースに分けられており、西側は古い街路を描いた絵が、東側は近年上海で建設された建物や構造物を写した写真が展示。

3階は「一番の見どころ」と紹介されていた上海中心市街地中心部の大型模型。照明によって晴れたり、雲がかかったり、夜になったりするのが再現されています。

4階では、空港、緑化、観光、交通などがパネル等によって展示されていました。

上海城市規劃展示館の地下には、上海の昔の街並みを再現したショッピングストリートがあり、入口のところに「上海1930」と書かれたアーチ。地下から、地下鉄の改札につながっています。

上海城市規劃展示館のある人民公園は多くの観光客が訪れる場所で、上海城市規劃展示館の出入口の前にはたこ焼きなどを売る屋台が出ていました。上海城市規劃展示館でも海外からの観光客を含め、多くの人が訪れていました。