『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

気仙地方の結婚式の習慣・おぢづき

今年の5月から運営している「居場所ハウス」の食堂。夏場になってきたため、平日のメニューに冷やしうどん、もりそばもメニューに追加しました。
土曜日は、毎週土曜日に「居場所ハウス」をボランティアで当番している「おたすけ隊」による週替わりのランチです。先日、7月4日(土)のメニューは「おぢづき」セット。

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「おぢづき」というのは「おちつき/落ち着き」の気仙語。岩手県大船渡市のある気仙地方では結婚式の披露宴の時、参加者にまず落ち着いてもらうという意味で、本膳の前にうどんや餅を食べる習慣があり、これを「おぢづき」と言います。
「おたすけ隊」の方に「今でも結婚式では「おぢづき」を食べるんですか?」と聞いたところ、食べるとの返事。ただ、若い人だけで披露宴をする時には食べないかもしれない… とのこと。

この日の昼食は、自身のかつての結婚式の日を思い出しながら(?)、「おぢづき」セットをいただきました。地域に伝わる習慣を知ることができた昼食でした。

*なお、写真はランチのため麺の量が多かったり、野菜サラダがついたりしていますが、結婚式の披露宴で出される「おぢづき」ではお椀に入ったうどん、あんこのお餅が出てくるとのことです。

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