『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

間もなく4年を迎える居場所ハウス

「居場所ハウス」では先月からひな人形を飾っていました。地域の方からお借りしたり、寄贈を受けたりした段飾りのひな人形、土製の人形(高田人形)、吊し雛です。ひな祭りも終わったため、2017年3月7日(火)、ひな人形の片付けを行いました。
片付けを行ったのは、たまたま「居場所ハウス」に来ていた方を含め、8人の女性。「居場所ハウス」がオープンしてもうすぐ4年になりますが、8人の女性のうちオープン当初から運営に関わっておられたのは2人。入れ替わりはありますが、メンバーはこの4年間で徐々に増えてきました。
女性メンバーに関して、少し前は平日の運営を担当するパートスタッフ、土曜の運営を担当する「おたすけ隊」、日曜の運営を担当するコアメンバーというように何となく役割分担がありましたが、最近は体調が悪い、家族の体調が悪いなどの理由があり、(良い意味で)役割分担が曖昧になってきたと感じます。こうした核になる人々を中心としながら、少しずつメンバーが広がっていけばと思います。

もう1枚の写真は、2017年3月8日(水)の様子。3人は子どもの頃からの同級生。「居場所ハウス」の農園、薪割りなどハード面での管理を中心に担ってくださっている方。薪を持って来てくださったり、屋外の食堂の建設など「居場所ハウス」を陰ながら支えてくださっている方。「デジタル公民館まっさき」など末崎町内で様々な活動に参加されており、先日はパソコンについて聞きたいことがあるとやって来られた方。
各地に開かれている居場所・サロンの参加者は女性が多いと聞きますが、男性の出入りがあるのが「居場所ハウス」の1つの特徴。「居場所ハウス」に来る男性は、グループで来るというより、1人ずつ別々にやって来る方が多いという特徴があります。

上に書いた通り、「居場所ハウス」はもうすぐオープンから4年。
来月からは、夕方、今までとは違うかたちでの利用が予定されるなど、「居場所ハウス」が末崎町において様々な役割を担いつつある動きが、少しずつですが生まれてきている気がします。