『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの交流歓迎会

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「居場所ハウス」周辺の高台移転も少しずつ進んでいます。県営の災害公営住宅(55戸)は3月27日(日)に内覧会が開催。5月末には鍵の引き渡しが行われるとのこと。防災集団移転地には戸建住宅が建ち並び、早い方は既に入居されています。最近では、高台移転した方が時々「居場所ハウス」に立ち寄ってくださるようになりました。

今週末、4月16日(土)は毎月恒例の朝市を開催しますが、この日は高台移転してくる方々との交流歓迎会を同時開催の予定です。
交流歓迎会では音楽コンサート、カラオケ大会を開催するとともに、高台移転してくる方々(自立再建された方、防災集団移転地での自宅再建をされた方、災害公営住宅に入居する方)に煮しめ、くるみ餅などをご馳走する予定です。
煮しめ、くるみ餅をどのように振る舞うかは随分と議論になりました。参加してくださった方、全員に振る舞うことができればよいのですが、食材の準備等のこともあり高台移転の方に限定することとなりました。しかし、音楽コンサートの参加、朝市はどなたでもご参加いただけます。

朝市と交流歓迎会の同時開催という初めての試み。当日、なるべく混乱しないようメンバーは少しずつ準備を進めています。
先日は交流歓迎会の食事について打合せをするため老人クラブ、婦人会、おたすけ隊、居場所ハウスコアメンバー12人が集合。おたすけ隊の方が作った煮しめを味見しながら食材の購入、交流歓迎会前日・当日の段取りについて打合せを行いました。
さらにその前日にはパートスタッフが焼き鳥作り。朝市では鶏肉とネギを使った手作りの焼き鳥を販売しています。焼き鳥は人気で、100本ほどが1時間もたたない内に売り切れることもあります。今週末の朝市ではいつもの倍、200本ほどの焼き鳥を販売できるようにしたいという話です。

「居場所ハウス」は高台移転の近くで運営することが考えられ、敷地が決定されました。
「居場所ハウス」が高台移転してくる方々にとってどのような意味をもつ場所になれるか? このことが、これから問われることになります。その第一歩として、4月16日の交流歓迎会では、「居場所ハウス」はどんな場所なのか? どんな人が運営に関わっているのか? などを見ていただく機会にできればと考えています。
「居場所ハウス」のある末崎町には、公民館という居住地に基づく強いまとまりがあります。NPO法人として運営している「居場所ハウス」は、17ある公民館のどこにも所属していません。そのため宙に浮いた位置づけとも言えますが、逆に、公民館から離れた位置にあるからこそ担える役割があると思いますし、それを見つけていくことができればと思います。

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