『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

自分たちでできることを続ける

「居場所ハウス」では毎週水曜の午前中、健康クラブが開催されています。末崎地区サポートセンターの主催で、年末年始、お盆を除いて2013年9月4日から毎週続けられてきた活動です。体を動かしたり、クイズをしたり、紙芝居の読み聞かせをしたりする活動で、毎回10人ほどが参加されています。普段、「居場所ハウス」には来なくても、健康クラブにはほぼ参加する方など、毎週の健康クラブを楽しみにされている方もいます。

末崎地区サポートセンターのスタッフの異動に伴い、本日(4月6日)の健康クラブは中止とされました。しかし、先日、健康クラブに参加する3人が顔を合わせた時、サポートセンター主催の健康クラブは中止だけれど、自分たちだけで集まろうという話となりました。いつもと同じことはできなくても、できる範囲で体を動かしたり、紙芝居の読み聞かせをしたり、お茶を飲んで話をしようと。

ということで、本日(4月6日)、初めての有志による自主的な健康クラブが開催。健康クラブという名目での集まりでしたが、行事のチラシを封筒に入れる作業も手伝ってくださいました。もちろん無理矢理手伝っていただいたのではなく、最後までやってしまおうと言って、手伝ってくださいました。2人の方がササゲ(インゲン豆)を煮たもの、漬物、郷土料理のがんづきを差し入れしてくださったので、居合わせた他の方と一緒にお茶を飲みながら、話をして過ごす時間も。

今間で健康クラブが継続されたのはサポートセンターのスタッフの方々のお陰です。しかし、サポートセンターのスタッフの都合が悪い時は、活動自体を中止にするのではなく、自分たちだけでも集まろうという雰囲気が生まれたことは大切だと感じました。
今回のことに限らず、誰かにお任せにしてしまうのではなく、自分たちでできる範囲のことを、楽しみながら続けるのは大切なことだと思います。

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