『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

Ibashoフィリピンでモバイル・カフェがスタート

フィリピン、オルモック市のバゴング・ブハイ(Bagong Buhay)のIbashoフィリピンでは、現在、モバイル・カフェの活動が進められています。
まだ「居場所ハウス」のような拠点となる建物はありませんが、自分たちでできる活動から徐々に始めていくということで、2015年1月からペットボトルのリサイクルを、2015年5月から農園をスタートさせました。これらに引き続く3つ目の活動とし行われているのがモバイル・カフェです。
屋台形式のモバイル・カフェでの食事などの販売を通して、活動資金を獲得すると同時に、いずれ拠点が完成した際にどのような活動が展開できるかを確かめるという目的もあります。2016年1月と2月にはモバイル・カフェのトライアルが行われました。

Ibashoフィリピンのその後の様子を教えていただきましたので、ここに紹介させていただきます(以下はIbashoフィリピンのFacebookのページの文章・写真を元にしたものです)。


6月2日(木)のIbashoフィリピンのミーティングでは、モバイル・カフェのローンチイベントを6月5日(日)に行うことが決められました。ローンチイベントでは、モバイル・カフェの開始を告知するため、メンバーが地区内をパレードするとのこと。ローカル・コーディネーターのIさんは、モバイル・カフェのバナー(垂れ幕)を作成。

6月5日(日)、メンバーが集合しパレードがスタート。ドラムを伴ったパレードです。パレードはバゴング・ブハイ内の全てを巡回する予定でしたが、激しい雨が降ってきたため7割くらいしか巡回できませんでした。それでも、持参した食べ物は完売したとのこと。なお、モバイル・カフェのために寄付してくださった方がいたようで、帽子、カゴ、傘の購入資金に充てたとのことです。

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7月7日(木)に開かれたミーティングでは、先月実施したモバイル・カフェのプロジェクトの振り返りが行われました。メンバーの評価は、完全には狙い通りにはいかなかったが、目的に近いところまではきているというもの。メンバーは、いずれ「居場所ハウス」のような拠点が実現する時のことについても議論したとのことです。

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モバイル・カフェのローンチイベントとして行われたパレードを撮影した動画が、こちらに掲載されていますので、よろしければご覧ください。

(更新:2019年2月21日)