フィリピン、オルモック市のバゴング・ブハイ(Barangay Bagong Buhay)では、Ibashoフィリピンの活動が行われています。2015年1月からリサイクル活動、2015年5月から農園、2016年1月からモバイル・カフェのプロジェクトが始められました。
これら3つのプロジェクトとは別に、2016年9月24日、資金獲得のためにビンゴ大会が行われましたので、様子をご紹介させていただきます(以下はIbashoフィリピンのFacebookのページの文章・写真を元にしたものです)。
Ibashoフィリピンのメンバーがビンゴ大会の話し合いを始めたのは2016年7月。当初、ビンゴ大会は8月中に実施される予定でしたが、8月は地区の高齢者協会(Senior Citizens Association)による感謝祭(8月17日)、年に1度の祝賀会(8月19日)という大きな行事が開催されるため、ビンゴ大会は延期されることとされました。
8月25日、Ibashoフィリピンの毎週開かれている定例会にてビンゴ大会のことが話し合われました。メンバーは、次週の定例会でビンゴ大会にかける予算を決め、それに応じて準備を始めることを話し合いました。
9月1日の定例会でメンバーはビンゴ大会の予算を決定。ビンゴのカード、景品などの準備について話し合われました。この日の定例会では、9月3日に農園の清掃をすることも確認されました。
ローカル・コーディネーターのIさんは、9月8日の定例会にビンゴカードをサンプルを持参。話し合いにより、地区の高齢者協会の月に1度の集まりが開かれる9月14日までに、ビンゴカードにスタンプを押し、販売する用意をしておことが確認されました。9月12日から14日の午前にかけて、600枚のビンゴカードにIbashoフィリピンのロゴが押され、ローカル・コーディネーターのIさんのサインがなされました。
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9月14日、地区の高齢者協会の集まりの日。ローカル・コーディネーターのIさんは、9月24日にビンゴ大会を開催すること、そして、ビンゴカードの販売に協力して欲しいことを案内。Ibashoフィリピンの活動をサポートしてくれる人であれば、高齢者でなくてもビンゴカードを買ってもらいたいことも伝えられました。
継続的にIbashoフィリピンの活動に参加しているわずかなメンバーを除けば、ビンゴ大会の案内に対して大きな反響はなかったようですが、Iさんは9月14日までに十分なビンゴカードを販売することを期待する、と書いています。
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その翌日、9月15日に開かれたIbashoフィリピンの定例会では、ビンゴ大会に向けた準備と、ビンゴカードの販売に最善を作ることが話し合われました。
9月20日、水道会社がIbashoフィリピンに温水/冷水を注ぐ機器(ディスペンサー)を貸してくれることになったとのこと。ローカル・コーディネーターのIさんは、ビンゴ大会の当日のため案内標識の設置場所の検討を行いました。
9月22日の定例会では、ビンゴ大会に向けた最終の打合せ。ビンゴのルールを決定し、メンバーに当日の役割を割り当てていきました。販売されたビンゴカードは、まだ目標に達していあなかったため、明後日の大会まで引き続きビンゴカードの販売を継続することも確認されました。
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9月24日、ビンゴ大会の当日を迎えました。メンバーは8時から屋根のあるバスケットボール・コートに、ディスペンサー、テーブル、椅子、お菓子、ビンゴセットなどを設置していきました。トラブルもあったようですが、予定通り、13時からビンゴ大会を開催することができました。
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ビンゴ大会と平行して、農園での活動も行われています。定例会で確認されたように、9月3日にはメンバーが集まり、農園の清掃が行われました。
ローカル・コーディネーターのIさんの、昨年に比べて農作業が遅れている、カボチャが農園の大半を覆ってしまっているという話を聞いて、メンバーはウリを全て取り除くことに。また、上手く育てることができなかった人参も抜くことに。農園をきれいにした後、別の種類の種がまかれたとのことです。
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Ibashoフィリピンには、大船渡の「居場所ハウス」のように、メンバーが活動できる拠点となる場所がありません。拠点ができるのを待っていては、いつになっても何もできないこともあり、メンバーはリサイクル活動、農園、モバイル、モバイル・カフェのプロジェクトを徐々に行ってきました。
しかし、いずれは拠点となる場所を確保したいという思いがあるため、行政関係者とのミーティングも重ねられています。