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Ibashoフィリピンのリサイクル活動と農園が再スタート

Ibashoフィリピンのモバイル・カフェの様子をご紹介させていただきましたが、リサイクル活動と農園の様子もご紹介させていただきます(以下はIbashoフィリピンのFacebookのページの文章・写真を元にしたものです)。


Ibashoフィリピンでは、2015年1月からペットボトルのリサイクル活動をスタートさせました。これは前年10月に行ったワークショップをふまえて、自主的に始められた活動。リサイクル活動が始まってからバゴング・ブハイ(Barangay Bagong Buhay)のほとんどの高齢者が集まる毎月第2水曜日の高齢者協会(Senior Citizens Association)の集まりの際にリサイクル品を集めていた時期もありましたが、いつの間にかやめてしまっていた。そこで、リサイクル活動を再スタートすることに。Ibashoフィリピンの中心メンバーは、地区の高齢者に、高齢者協会の毎月の集まりの時にリサイクル品を持参して欲しいと呼びかけたとのことです。

集まり前日の6月7日(火)、ローカル・コーディネーターのIさんは、いくつかの業者を回り、明日の集まりに合わせてリサイクル品を買い取りに来て欲しいと依頼。前日のため即座に運転手を手配できないとのことでなかなか業者は見つかりませんでしたが、偶然見つけた小さな店の人が、買い取りに来てくれるという話になりました。

6月8日(水)、高齢者協会の毎月の集まりの日。地区の高齢者にリサイクル品を持参して欲しいと伝えるのは徹底しておらず、また、伝え忘れていたため、集まったのは1袋分だけ。業者からは、たった1袋だとガソリン代にならないからとこの日の回収は断られてしまったとのこと。しかし、ローカル・コーディネーターのIさんは店の連絡先を聞き、十分なリサイクル品が集まった際には依頼するという話をされたようです。

一方、農園は2015年5月からスタート。Ibashoフィリピンのメンバーが「居場所ハウス」の農園の見学をした数ヶ月後にスタートしたものです。2015年10月には「居場所ハウス」のKさんがバゴング・ブハイを訪問して、農園の土作り、種まきの方法などを伝えました。それをふまえた農園での活動が行われていましたが、最近はモバイル・カフェのプロジェクトが始まった等の理由で農園での活動は少し下火に。しかし、モバイル・カフェのローンチイベントも終わり、農園の活動を再開したとのことです。

6月2日(木)、Ibashoフィリピンのローカル・コーディネーターのIさんが農園を訪れたところ、2人のメンバーが農園を清掃。新しい野菜を植えるための準備をされていたとのこと。

6月9日(木)のIbashoフィリピンのミーティングでは、6月25日(土)に農園でイベントをすることが決まりました。この日を農園の再スタート日とすること。その日までに土を耕し、新しい種をまくことが話し合われたとのこと。

6月23日(木)、農園では昨年植えたパパイヤが収獲され、早速、みなで食べたとのこと。この日ミーティングでは、6月25日(土)の農園でのイベントについて最終の確認。聖ヨハネがキリストを洗礼したことを祝うお祭り(Feast of St.John the Baptist)に合わせ、食べ物を持ち寄ってピクニックをすることも話し合われました。

そして、6月25日(土)。メンバーは農園に集まり、ピクニックを楽しんだとのことです。

(更新:2019年2月21日)