『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

空き店舗・商店街活性化のために

三洋電機が空き店舗・商店街活性化のために、次のような提案しています。
このうち、空き店舗への提案としては・・・

●コインランドリーを開設〔空き店舗〕
いま、地域密着型のサービス業として注目されているのがコインランドリー経営です。空店舗の有効活用にコインランドリー経営をお勧めします。

●街のアンテナショップの開設〔空き店舗〕
アンテナショップを開設し、地場物産を販売。観光スポットとして商店街の集客をはかりましょう。

●託児所の開設〔空き店舗〕
女性の社会進出と共に託児所不足が社会問題となっています。商店街の空スペースを利用し託児所を開設することで、地域住民へ貢献すると共に活性化をはかりましょう。

●コミュニティの開設〔空き店舗〕
高齢化が進む中、地域社会の交流を深めるため、商店街として高齢者のコミュニティの場を提供することをご提案します。
*「商店街の活性化 のご提案」三洋電機株式会社

今まで、「ひがしまち街角広場」をはじめ空き店舗をなどいくつかの場所の研究をしてきましたが、「街のアンテナショップ」「託児所」「高齢者のコミュニティの場」は、確かに、こういう場所があったらいいなと思わされる提案です。
民間企業の商売だからと敬遠するのではなく、少しでも運営の助けになるのなら、以上のような商品を利用するのもありかもしれません。そんな時、地域に必要なのは「この場所には、この商品が必要だ」と、ポリシーをもって商品を選ぶことのできる目利き的な人物。専門家・研究者がそのような役割を担えるでしょうか。