『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里グッズの会と豊中市との協働事業:ディスカバー千里

千里グッズの会は、千里ニュータウンのお土産を作ることを目的としてスタートしました。立ち上げ以来、千里の絵葉書の作成・販売、新千里東町のコミュニティ・カフェ「ひがしまち街角広場」の歩みを記録した冊子の編集・販売を主な活動としてきましたが、2011年4月からは豊中市との協働事業として「ディスカバー千里」のプロジェクトをスタートさせることとなりました。
「ディスカバー千里」は、「暮らしの歴史アーカイブ事業」と「ウェルカムパック事業」の二本柱からなります。

暮らしの歴史アーカイブ事業

1年目は新千里東町の方へ——府営・新千里東住宅、UR都市機構・新千里東町団地、東丘小学校に通う子どものお父さん世代の集まりである「東丘ダディーズクラブ」——の方々へインタビューさせていただきました。「東丘ダディーズクラブ」へのへインタビューがきっかけとなり、2011年11月20日、「東丘ダディーズクラブ」主催の「いにしえ街歩き東町昔遊びツアー」が行われました。

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インタビューの合間に小物作りを教わっているところ。府営住宅集会所(3・3ひろば)にて。

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「いにしえ街歩き東町昔遊びツアー」のため、阪大の学生のみなさんが作成された新千里東町を紹介する「大きな本」。この「大きな本」は、「ひがしまち街角広場」のほか、12月3日に第八中学校で開かれた「第7回千里ふれあいフェスタ」、12月11日に新千里東町近隣センターで開かれた商店会フェアの会場でも展示しました。

ウェルカムパック事業

「ウェルカムパック事業」では、千里にお住まいの方や新たに千里にやって来られた方に生活情報・歴史を伝えるためのパッケージを作るもので、パックにいれるパンフレットや資料の収集、パッケージの仕方の検討を行った他、2011年9月17日に千里文化センター・コラボで開催の「千里ひとびと見本市」、2011年10月21~23日に同じく「コラボ」で開かれた「第4回コラボまつり」で表紙案を展示し、みなさんの意見をお聞きするため人気投票を行いました。


「ディスカバー千里」のプロジェクトだけでなく、千里の絵葉書も以下の会場で販売してきました。

  • 2011年2月26日に「北千里パフォーマンスホール」で開かれた「第9回千里ニュータウンまちづくり市民フォーラム
  • 2011年9月17日に「コラボ」で開かれた「千里ひとびと見本市」
  • 2011年10月21~23日に「コラボ」で開かれた「第4回コラボまつり」
  • 2011年12月3日に新千里西町近隣センターで開かれた「第3回好きやねん新千里西町ふれあいフェアー」
  • 2011年12月11日に新千里東町近隣センターで開催の商店会フェアの会場

また、年末には千里市民フォーラムと連携して年賀状プロジェクトを行い、年賀状用として、絵葉書4種類を新たに印刷しました。


これまで何度も書いてきた通り、2012年は千里ニュータウンのまちびらき50周年です。50周年にちなんだ行事も色々行われると思いますので、そうしたことにも関わりながら、活動していくことができればと思います。少し前、Appleが電子書籍を作成するMacintosh用のアプリケーション(iBooks Author)を発表したのをご存知の方も多いと思います。フリーということで早速ダウンロードしてみましたが、電子書籍というかたちでの新たなグッズの可能性もあるのではないかと考えています。

(更新:2012年9月30日)