『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

大槌町・釜石市への視察

先日、「居場所ハウス」のメンバー14人で、これからの運営の参考にするため先進事例の視察に行ってきました。朝、9時に「居場所ハウス」を出発。向かったのは大槌町のNPO法人サンガ岩手が運営する「手作り工房おおつち」、NPO法人まちづくり・ぐるっとおおつちが運営する「ぐるっとおおつちショップ」(シーサイドタウンマスト内)、そして、釜石の「みんなの家かだって」です。

「手作り工房おおつち」と「みんなの家かだって」はカフェとして飲物を提供しているため、どのようにしてコーヒーなどの飲物を出しているのか、テーブルや椅子はどのようにレイアウトされているのかを見せていただきました。
また、3ヵ所とも手作りの小物や裁縫などの販売が充実していました。先日ご紹介したように、「居場所ハウス」では10月25日から朝市を行う予定のため、どのような物が販売されているのか? どのように陳列されているか? も見せていただきました。「手作り工房おおつち」、「ぐるっとおおつちショップ」では居合わせた方から、小物の作り方を教わる方も。

運営資金を集めるのが大変だという話を伺い、どのNPO法人も課題を抱えながら、それぞれのやり方で活動されていることを教わりましたし、また「「居場所ハウス」のような場所があるのに使わないのはもったいない。私たちが使いたいくらい」、「これだけのメンバーがいれば、何でもできますよ」、「「居場所ハウス」で展示をする時は、声をかけてもらえたら、品物を持って行きます」という言葉には励まされました。

昨年、6月にオープンして依頼、「居場所ハウス」のメンバーがそろって他の場所の見学に行くのはこの日がはじめて。それだけ、「居場所ハウス」の運営を考えるメンバーが集まったということかもしれません。大勢でお邪魔したため、見学先の方々へは迷惑をおかけしたかもしれませんが、今回見せていただいたことは「居場所ハウス」の運営にいかしていきますし、今後、情報交換などつながりを築いていくことができればと思います。

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