『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

自主的な健康クラブ@居場所ハウス

「居場所ハウス」で最も長く続けられている活動は健康クラブです。2013年9月4日(水)に1回目が開催されて以来、毎週水曜の午前中に開催。「末崎地区サポートセンター」スタッフ、及び、新潟から「末崎地区サポートセンター」に支援に来られていた方々の手により続けられてきました。

サポートセンター(高齢者等サポート拠点)は「震災で被災された要援護高齢者などを中心に、市内全域の皆さんの生活支援や地域の人の交流を手助けし、安心な日常生活を送ってもらうことなどを目的として設置」されたもので、2012年6月15日(金)、大船渡市内の4ヵ所に開設(『広報大船渡』No.985 2012年6月20日号より)。「末崎地区サポートセンター」は当初、末崎町デイサービスセンター内にあり、2013年4月2日(火)から末崎中学校前の仮設の建物に移転し活動が行われてきましたが、2017年3月末で閉鎖。

「末崎地区サポートセンター」の閉鎖に伴い、「居場所ハウス」の健康クラブも2017年2月末で一旦終了となりました。

「末崎地区サポートセンター」が主催する健康クラブが終了した翌週の3月1日(水)、健康クラブ参加者の何人かが自主的に集まり、自分たちでできる範囲での活動を行っておられました。これを受けて、2017年3月からは参加者有志と「居場所ハウス」のスタッフによる自主的な活動として健康クラブを継続することとしました。
※2月末の時点では、健康クラブを自主的に行うことを話し合っていたわけではありません。3月以降も集まってこられた参加者有志の思いを受け、自主的な健康クラブとして継続することとなりました。

今日、4月5日(水)も5人の参加者が集まり、「居場所ハウス」のスタッフらも交えた自主的な健康クラブが開催。
天気が良かったため外に出てラジオ体操をした後、パズルをしたり、お茶を飲んだりして時間を過ごしました。1人の方からは手作りの漬物、ラッキョウの差し入れも。午後から、参加者のOさんから末崎町の泊里地区(碁石地区?)に伝わる「アイヤ」という踊りを教えてくださいました。Oさんの話では、「アイヤ」は中森熊野神社の式年大祭の時に、道中踊りとは別に踊ったとのこと。
これからも「アイヤ」をみなで練習して、何かの機会に披露しようという話も出ていました。

なお、健康クラブを開催していた時、委託販売コーナーの前のテーブルでは、元新聞記者の方がKさんを取材。Kさんは、毎朝、子どもたちの登校の安全確保などを行う交通指導隊を10年間務めた方で、2017年3月末で交通指導隊を退任されました。
Kさんの交通指導隊などについての取材記事は、末崎町平地区の広報誌『平だより』に掲載されるとのことです。