『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの竹灯り作り

2018年8月2日(木)、「居場所ハウス」にて竹灯りを作る作業が行われました。
竹灯りは、8月15日(水)の納涼盆踊りに設置するもの。この日、「居場所ハウス」は定休日でしたが、朝から「碁石地区復興まちづくり協議会」、「どこ竹inまっさき」、そして、居場所ハウスのメンバーらが集合し、竹灯作りを行いました。

最初に伐採した竹を斜めにカット。この作業では「居場所ハウス」でもいつもお世話になっている大工の方が作ってくださった道具を利用します。これを竹にあてて切れば、綺麗に竹が切れるということで作ってくださった道具です。

次にドリルを使って穴を開ける作業。作ったのは幾何学的な模様の竹灯り、「居場所ハウス」という文字を描いた竹灯りなど。文字や模様を描いた紙をテープで竹の表面に貼り付け、それに沿ってドリルで穴を開けるという手順。ただし、紙を用いず、その場のアイディアで模様をつけたものもあります。
裏側にもロウソクを設置・点火するための大き目の穴を開けます。

先日から「居場所ハウス」には大船渡高校の1年生、2人がボランティアに来てくれています。夏休み中のボランティア先として、母親の紹介で「居場所ハウス」を選んでくれたとのこと。2人は竹灯りの文字や模様を紙に描く作業などを手伝ってくれました。

現在、「碁石地区復興まちづくり協議会」が中心となり「2020年を2020本で照らそう! 竹灯り大作戦」というプロジェクトが進められています。末崎町の碁石海岸は、その名の通り、碁石となる丸い石がとれた場所。それにちなみ、2016年には中森熊野神社が囲碁神社とされました。
囲碁の町として、大船渡市では2019年5月には「第六回碁石海岸囲碁祭〜第74期本因坊戦〜」が、2020年5月には「第七回囲碁まつり〜世界碁縁芸術祭〜」と囲碁にまつわる行事が予定。「碁石地区復興まちづくり協議会」が中心となり、2019年5月の会場には500本、2020年5月の会場には2020本の竹灯りが設置することを計画。これが上で紹介したプロジェクトです。

この日「居場所ハウス」で作った竹灯りは、8月15日(水)の納涼盆踊りに設置するものですが、その後、「2020年を2020本で照らそう! 竹灯り大作戦」にも貸し出す予定です。


竹灯り作りと並行して、「居場所ハウス」の表にはKさんが流しそうめんの台を設置。Kさんが竹で作った手作りの台です。直径の大きな竹だと流したそうめんが広がって掴みにくいので、細めの竹を使ったとのこと。

2018年8月3日(金)、「わらしっ子見守り広場」のメンバーが、末崎小学校の学童保育「希望の丘」の子どもたち約35人を迎えて、「夏休み居場所っこクラブ」を開催。流しそうめんを食べたり、昔の遊びをしたりすることになっています。

また、2018年8月5日(日)には「居場所ハウス」にて夏休み物作り教室を開催予定。「どこ竹inまっさき」のメンバーを講師に迎えて、竹のカブトムシ、水鉄砲を作ります。