『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

夏休み居場所っこクラブ・物づくり教室@居場所ハウス

夏休みに入り、「居場所ハウス」では子どもたちを迎えるためのいくつかの行事を開催しました。

夏休み居場所っこクラブ

2018年8月3日(金)には「夏休み居場所っこクラブ」を開催。「居場所ハウス」での子どもの見守りを行う「わらしっ子見守り広場」と、末崎小学校の学童保育「希望の丘」の共催として、学童保育「希望の丘」から33人の子どもたちを迎えて開催しました。

「わらしっ子見守り広場」は「居場所ハウス」で子どもの一時預かりをするために立ち上げられたグループで、現役時代に教員・保母をしていた女性がメンバーの中心。末崎小学校には学童保育「希望の丘」があり、また、末崎保育園では待機児童はいないため、「居場所ハウス」での一時預かりは振替休日の月曜、学校行事等による臨時休校日、土曜日に限定して受け付けていました。けれども、(祖父母と同居している子どもが多いためか)一時預かりの依頼はほとんどありませんでした。
せっかくグループを立ち上げ、メンバーも集まっているのだから「わらしっ子見守り広場」で何か積極的な活動もしてみたい。メンバーがこのような話をして、昨年から長期休みの期間中に「居場所っこクラブ」をスタート。夏休みの宿題、昔の遊び(2017年8月4日)、焼き芋(2017年10月28日)を開催し、今回で3回目の開催となります。


この日の「夏休み居場所っこクラブ」では最初に昔の遊び。子どもたちは3つのグループに別れて、はないちもんめ、スリーヒントゲーム、ダーツを順番に遊びました。

11時頃から流しそうめん。流しそうめんの台は、「居場所ハウス」のKさんが竹を使って手作りで制作したものです。食後はソフトクリーム。

リズム運動の後、最後はビンゴゲームで楽しみました。

夏休み居場所っこクラブ プログラム

  • 8時30分:わらしっ子見守り広場のスタッフ集合
  • 9時30分:受付開始
  • 9時50分:始まりの挨拶
  • 10時00分:昔の遊び
    *3グループに別れて、15〜20分くらいずつ①はないちもんめ(玄関前)、②スリーヒントゲーム(テーブル)、③ダーツ(和室)を順番に遊ぶ
  • 11時00分:流しそうめん
    *2グループに別れて順番に流しそうめんを食べる。食べ終わった後、「居場所ハウス」内でソフトクリームを食べる
  • 11時30分:和室にあがりリズム運動
  • 11時40分:ビンゴゲーム
  • 12時15分:終わりの挨拶
  • 12時20分:子どもたちは末崎小学校へ。スタッフは昼食、今日の振り返り
  • 13時45分:スタッフ解散

夏休み物づくり教室

2018年8月5日(日)には夏休み物づくり教室を開催しました。講師は「どこ竹inまっさき」グループの8人。竹とんぼ作り、年末の「ふるさとセンター」での門松作りなどを行っている方々です。
この日は東京から「デジタル公民館まっさき」に参加する方6人にも参加いただきました。「デジタル公民館まっさき」は東日本大震災後、被災地支援として始められた活動で、「どこ竹inまっさき」はこの活動を通して生まれたもの。東京から来てくださった6人は、前日の「ふるさとセンター」でのパソコンよろず相談にも参加していただいています。

「居場所ハウス」での物作り教室も、元々は「デジタル公民館まっさき」がきっかけです。「デジタル公民館まっさき」の活動の一環で「居場所キッズデー」として2014年10月に開かれたのが初めてで、その後は「居場所ハウス」と「デジタル公民館まっさき」との共催として毎年、物作り教室を開催してきました。

この日の夏休み物づくり教室には、末崎町の子どもに加え、夏休みに末崎町に帰省していた子ども、合わせて13人が参加。竹を使った水鉄砲と、竹のカブトムシを作りました。子どもたちは表に出て、完成した水鉄砲で遊んでいました。

夏休み物づくり教室 プログラム

  • 10時00分:始まりの挨拶
  • 10時05分:竹の水鉄砲作り
    *完成した子どもたちから外に出て水鉄砲で遊ぶ
  • 10時45分:竹のカブトムシ作り
  • 11時30分:終わりの挨拶

「夏休み居場所っこクラブ」を企画した「わらしっ子見守り広場」のメンバーは高齢者を中心とする女性。「夏休み物づくり教室」の講師「どこ竹inまっさき」のメンバーは高齢の男性であり、地域の高齢者を中心とする大人たちが、子どもたちを育て合う1つの形になったのではないかと思います。
これらの行事に参加した子どもたちにとって、夏休みの思い出の1コマになればと思います。