『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウス:多世代の場所として

2018年7月24日(火)、「居場所ハウス」で「碁石サロン」が開催されました。「碁石サロン」はNPO法人・大船渡共生まちづくりの会の主催で、毎月月末に開催。大船渡共生まちづくりの会のスタッフが参加者を送迎しており、東日本大震災後の高台移転で住まいがバラバラになり、以前のように日常的に顔を合わせる機会がなくなってしまった末崎町碁石方面の方が、顔をあわせることのできる集まりとなっています。
この日も碁石方面の方と、碁石方面に住んでいて震災後に「居場所ハウス」周辺に高台移転された方の4人が参加。毎月の「碁石サロン」を楽しみされており、今日も10時から14時までゆっくりと過ごしておられました。

午後からは末崎小学校の男の子3人が来訪し、ゲームをして遊んでいきました。夏休み前ということで学校も早く終わるようです。

2018年8月3日(金)には末崎小学校の学童保育「希望の丘」と「わらしっ子見守り広場」との共催による「居場所っこクラブ」を開催。
「わらしっ子見守り広場」は「居場所ハウス」にて子どもの一時預かりをするために立ち上げられたグループで、現役時代に教員・保母をしていた女性がメンバーの中心。末崎小学校には上に書いた通り学童保育「希望の丘」があり、また、末崎保育園では待機児童はいないため、「居場所ハウス」での一時預かりは振替休日の月曜、学校行事等による臨時休校日、土曜日に限定して受け付けていました。けれども、(祖父母と同居している子どもが多いためか)一時預かりの依頼はほとんどありませんでした。
せっかくグループを立ち上げ、メンバーも集まっているのだから「わらしっ子見守り広場」で何か積極的な活動もしてみたい。メンバーがこのような話をして、昨年から長期休みの期間中に「居場所っこクラブ」をスタート。これまでに夏休みの宿題、昔の遊び(2017年8月4日)、焼き芋(2017年10月28日)を開催。3回目となる今回は昔の遊びと流しそうめんをする予定です。

「居場所ハウス」のKさんが手作りしている竹製の流しそうめん台も、ほぼ完成したとのことです。