『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

夏休みの居場所ハウス

大船渡市末崎町は、週末は台風の影響などで涼しかったですが、今日から再び暑さが戻ってきました。
小・中学校は先週から夏休みに入っており、今日は部活帰りの中学生がかき氷を買いにやって来ました。

夏休み期間中、「居場所ハウス」では他の団体と協力して、子どもたちを迎えるためのいくつかの行事を予定しています。

夏休み居場所っこクラブ

8月3日(金)には末崎小学校の学童保育「希望の丘」と「わらしっ子見守り広場」との共催による「居場所っこクラブ」を開催します。「希望の丘」に通う35人ほどの子どもたちが参加予定です。今回は昔の遊び、流しそうめんをする予定です。そうめんを流す台は、「居場所ハウス」のKさんが手作りで作成。竹を半分に割り、節を取った後、ヤスリで磨いて作成したものです。

「わらしっ子見守り広場」は「居場所ハウス」で子どもの一時預かりをするために立ち上げられたグループで、現役時代に教員・保母をしていた女性がメンバーの中心。末崎小学校には学童保育「希望の丘」があり、また、末崎保育園では待機児童はいないため、「居場所ハウス」での一時預かりは振替休日の月曜、学校行事等による臨時休校日、土曜日に限定して受け付けていました。けれども、(祖父母と同居している子どもが多いためか)一時預かりの依頼はほとんどありませんでした。
せっかくグループを立ち上げ、メンバーも集まっているのだから「わらしっ子見守り広場」で何か積極的な活動もしてみたい。メンバーがこのような話をして、昨年から長期休みの期間中に「居場所っこクラブ」をスタート。夏休みの宿題、昔の遊び(2017年8月4日)、焼き芋(2017年10月28日)を開催し、今回で3回目の開催となります。

夏休み物づくり教室

8月5日(日)は夏休み物づくり教室を開催。「どこ竹inまっさき」の方々に講師をつとめていただき、竹を使ったカブトムシ、水鉄砲を作る予定です。既に10人から参加申し込みがありました。
この日の物作り教室には、東日本大震災後、東京から支援を継続してくださっている「デジタル公民館まっさき」の方々もご参加いただけるとのことです。

学びの時間(とき)

一般社団法人・子どものエンパワメントいわての主催により、毎週月・火・水の夕方行われている「学びの時間(とき)」は、夏休み期間中は時間を1時間延長して、18時〜21時まで開かれます(8月13日(月)、14日(火)はお盆のためお休み)。
「学びの部屋」は、東日本大震災により勉強部屋をなくした子どもたちに、自習する場所を提供することを目的として、仮設住宅の集会所などで始められた活動。末崎町では大田仮設で行われていましたが、2017年3月末で大田仮設は閉鎖。そこで、2017年4月から「居場所ハウス」に場所を移して「学びの部屋」が継続されることとなりました。2018年4月からは「学びの時間(とき)」と名前を変更して継続されています。
現在は被災の有無に関わらず、子どもたちにとっての自習の場所となっており、一般社団法人・子どものエンパワメントいわてのスタッフが見守る中、10〜15人ほどの小・中・高生が自習をしています。


この他、8月15日(水)の納涼盆踊りも、子どもたちにも楽しんでもらえる時間にしたいと考えています。

大切な末崎の子どもたちを見守り、育んでいけることも、「居場所ハウス」の大切な役割だと考えています。