『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

洗足学園弦楽合奏部によるコンサート@居場所ハウス

2019年8月23日(金)、「居場所ハウス」にて、洗足学園中高等学校(神奈川県川崎市)の弦楽合奏部の高校1年の部員4名によるヴァイオリン・コンサートが開催されました。

毎月上旬に末崎町内に全戸配布している月間予定一覧を作成する段階では決まっていなかったコンサートのため十分な広報ができなかった可能性がありますが、それでも、スタッフを加えて約20名が集まりました。

演奏されたのは「kanon」、「人形の夢と目覚め」、「星に願いを」、「アメイジング・グレイス」、「You raise me up」、「ハイホー」、「花は咲く」。集まった方々な生のヴァイオリンの音色に耳を澄ませていました。演奏に合わせて「花は咲く」の歌詞を口ずさむ方も。この後、アンコールとして日本の歌のメドレーも演奏いただきました。

コンサートの後、4人は残っていた方々と大船渡市のことや、洗足学園のこと、音楽のことなどを話をしていました。


この日のコンサートは洗足学園による被災地支援・被災地学習の一環として開催されたもの。

元々、大船渡市と洗足学園とは何の縁もなかったようですが、東日本大震災後、大船渡市役所を訪問した洗足学園の校長先生から、学園として復興支援をしたいという申し出があったとのこと。
これ以降、弦楽合奏部が毎年大船渡を訪問し、仮設住宅、サポートセンター、福祉施設などでのコンサートを開催。それと同時に大船渡を訪問した生徒たちは被災地のことを学び、学園に戻ってから全校生徒の前で被災地で学んだことを発表するという学習も行われているとのこと。この活動は今年で7年目だと伺いました。

大船渡市を訪問する以外にも、弦楽合奏部によるチャリティー・コンサートや、生徒会が中心となる物産展などにより、大船渡への支援を続けてくださっているとのことです。