『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

何歳になっても役割があること

何度かご紹介した通り、月末の火曜日、「居場所ハウス」ではNPO法人「大船渡共生まちづくりの会」による「碁石サロン」が開かれています。
東日本大震災後の高台移転で住まいがバラバラになり、以前のように日常的に顔を合わせる機会がなくなってしまった末崎町の碁石の方々にとっては、貴重な再会の機会にもなっています。

2020年1月の「碁石サロン」は28日(火)に開催されました。
通常、「大船渡共生まちづくりの会」のスタッフの送迎により開催されていますが、この日はスタッフの都合が悪いということで、「居場所ハウス」のスタッフが送迎を行いました。

5人の女性が10:00頃やって来られ、お昼を挟んで、14:00頃まで過ごして行かれました。椿の種の殻むきにも協力してくださいました。

数日後、「碁石サロン」に参加されていた2人がやって来られました。病院帰りに偶然会ったようで、「居場所ハウス」に行ったら椿の種の殻むきの作業に協力できるかと思い、立ち寄ってくださったとのこと。


たとえ何歳になろうと「やる仕事がある」ということ、「誰かの、何かの役に立っている」と実感できることは喜びなのだということに気づかされます。
何歳になっても役割がたくさんある地域というのが、住みやすい地域ということになるのかもしれません。