毎月、月末の火曜日、「居場所ハウス」ではNPO法人・大船渡共生まちづくりの会による「碁石サロン」が開かれています。
東日本大震災後の高台移転で住まいがバラバラになり、以前のように日常的に顔を合わせる機会がなくなってしまった末崎町碁石地区の方が、顔をあわせることのできる貴重な機会になっています。
大船渡共生まちづくりの会のスタッフの送迎により開催。当初は碁石地区コミュニティセンターで開かれていましたが、「居場所ハウス」だと昼食もできるということで、2016年3月からは「居場所ハウス」に場所を移して開催されるようになりました。
今日(2018年3月27日(火))は5人が参加。3人は碁石地区にお住いの方。1人は高台移転で「居場所ハウス」の近くに越して来られた方、もう1人は大船渡市猪川町の仮設住宅にお住いの方。10時頃に「居場所ハウス」にやって来られ、持ち寄った漬物やお菓子を食べたり、お昼を食べたりした後、14時半過ぎまでゆっくり過ごしておられました。月に1度顔を合わせることができる機会ということで、話はまだまだ尽きないようでした。
「碁石サロン」の参加者だけでなく、居合わせた方も会話の輪に参加する場面も見られました。
今日は「碁石サロン」の他にも、午後には末崎町の老人クラブ「長寿会」の役員会が開かれたり、その隣では小学校の女の子3人がソフトクリームを食べたりと、「居場所ハウス」は色々なかたちで使われています。
NPO法人・大船渡共生まちづくりの会は、設2014年10月03日にNPO法人の設立が認証。「地域住民の全てに対して、地域住民同士が助け合って、子供、障がい者、高齢者の方々が安心して暮らせるまちづくりに関する事業を行うことにより、もって地域包括ケアのまちの推進に寄与することを目的とする」NPO法人です(大船渡共生まちづくりの会「定款」より)。