『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

居場所ハウスの食事の光景

「居場所ハウス」では定休日の木曜を除く毎日、11:30〜13:30まで食堂を運営しています。食堂は、屋外に建設したキッチンを活用して2015年5月からスタート。屋外のキッチンで調理し、「居場所ハウス」内に運んで、気候が良い時期には屋外でも、食事をしています。

写真は最近の食事の風景。
友人と来られる方、食事を作るのを休みにしたということで夫婦で来られる方、高齢の母親と一緒に来られる方、お孫さんと来られる方など、食事に来られる方の中心は地元の高齢者です。ただし、先日は勉強にきた高校1年生の女の子が食事をして帰るということもありました。
また、周囲には食事ができる場所がないので灯油屋さんが仕事の合間に立ち寄ったり、工事現場の方がやって来たりすることも。冬場は毎週やって来られる灯油屋さんは、地元の方ともすっかり顔馴染みになっておられます。

食事をされる方は日によって増減がありますが、2019年4月から2020年1月末までの人数を集計したところ、食事をした方の延べ人数は2,429人、1日平均にすると10.0人。
また、述べ来訪者数は4,346人であることから、来訪者の4割が食事をしていることがわかりました。

周囲に食事ができる場所がないという地域の状況が大きいと思いますが、「居場所ハウス」では食事ができる場所としての位置づけが大きいということがわかります。