『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン再開発の光景@藤白台(2020年10月)

先日、阪急千里線・北千里駅で下車しました。北千里駅から見える藤白台の光景も再開発によって大きく変わっていましたので、再開発前の光景とあわせてご紹介したいと思います。

府公社藤白台B団地・千里丘陵G団地

再開発前、北千里駅前には大阪府住宅供給公社による藤白台B団地(1965年度建設)がありました。藤白台B団地の北側・東側には、同じく大阪府住宅供給公社による千里丘陵G団地(1964度建設)がありました。整然と建ち並ぶ中層の住棟は、典型的な団地の光景を作り出していました。

2000年代に入ってから再開発が始まり、北千里駅に近い部分はOPH北千里駅前の高層の住棟に建て替わりました。OPH北千里駅前の東側は分譲マンション・プレミスト北千里クラッシィに建て替わっています。

(北千里駅プラットフォームから:再開発前)

(北千里駅プラットフォームから:再開発後)

(北千里駅前の藤白橋から:再開発前)

(北千里駅前の藤白橋から:再開発後)

千里メゾネット

藤白台B団のすぐ南側(藤白公園のすぐ北側)には、大阪府住宅供給公社の分譲住宅(A27棟)の千里メゾネットがありました。通常、集合住宅の住戸は1フロアですが、メゾネットでは住戸が2フロアになっているという珍しいタイプの集合住宅です。千里メゾネットも現在、分譲マンションのプラウド北千里に建て替えられています。

(千里メゾネット:再開発前)

府営千里藤白台住宅

北千里駅の南東には府営千里藤白台住宅(1963〜1964年に建設)がありました。府営千里藤白台住宅は、高低差のある敷地に、中層の住棟が中庭を作るように配置(囲み型配置)されており、千里ニュータウンの特に吹田市域の典型的な府営住宅の光景を作り出していました。

府営千里藤白台住宅は2010年代に入ってから再開発が始まり、順次、府営吹田藤白台住宅と分譲マンションへの建て替えが進められています。

(北千里駅プラットフォームから:再開発中)

(北千里駅プラットフォームから:再開発中)

(更新:2024年2月23日)