『わたしの居場所、このまちの。:制度の外側と内側から見る第三の場所』(水曜社, 2021年)のご案内

千里ニュータウン再開発の光景@千里中央(2024年2月)

2024年3月23日、北大阪急行が箕面萱野駅まで延伸されます。北大阪急行の延伸に伴い、これまで終点だった千里中央も大きく変わっていくと思われます。千里中央は再開発が進められていますが、最近の千里中央の光景をご紹介したいと思います。

オトカリテ(旧・大丸ピーコック)

1970年3月11日、「千里サンタウン」(現在の「せんちゅうぱる」)の核となるデパートの1つとして「大丸ピーコック」が開店しました。「大丸ピーコック」は、その後「千里大丸プラザ」となり、2013年4月26日に「オトカリテ」としてリニューアル・オープンしました。そして、建物の老朽化のため、2023年4月30日に閉館。現在、建物の取り壊しが進められています。

(オトカリテ:2023年撮影)

(オトカリテ:2024年撮影)

セルシー

北大阪急行・千里中央駅の東側には、商業施設/レジャー施設のセルシーがありました。
セルシーは1972年にオープン。スーパーマーケット、飲食店、衣料品に加えて、プールもありました。屋外のセルシー広場は新人歌手の登竜門としてその名が知られており、これまでにライブ、コンサートをしたアーティストには川中美幸(1990年)、岩崎宏美(1983年)、ビリーバンバン(1989年)、松浦亜弥(1999年)、AKB48(2006年)、きゃりーぱみゅぱみゅ(2012年)など錚々たる顔ぶれが並んでいます。

セルシーは、2016年の年末から、賃貸契約が更新されないことで、賃貸契約が切れたテナントが次々に退去するという状況になっていました。そして、2018年6月18日(月)に発生した大阪府北部地震の影響で、営業が見合わされました。
その後、応急危険度判定の結果をふまえ、一部店舗の影響が再開されましたが、耐震強度が不十分ということで2019年5月31日で閉館されました。
セルシー閉館から5年弱になり、既に建物には入ることができませんが、建物は現在でもそのままのかたちで残されています。

(セルシー:2019年撮影)

(セルシー:2024年撮影)