新千里北町のUR新千里北町団地にキタマチラボという場所が誕生しました。
新千里東町2交差点の北西角にあるUR新千里北町団地のC28号棟は、UR(公団)の事務所として使われていた建物。この建物は長い間使われていませんでしたが、2024年4月から、建物の東部分に「トライぶらり」という本を通じて交流するスペースが開かれました。
「『トライぶらり』が導入しているのは静岡の私設図書館からはじまった『一箱本棚オーナー制度』という仕組み。月2,000円で本棚を“一箱”借りることができます。自分のおすすめ本を紹介するも良し、自分なりのテーマを設定して選書するのも良し。またスペースのお店番も本棚オーナー自身で行うので、来室者の方々と本を介して交流することもできます。」
※「カリグラシマガジン うち まち だんち」の「みんなでつくる図書室「トライぶらり」:武庫川団地での限定オープンを終え、次なる地へ」(2024年3月1日)のページより。
ディスカバー千里(千里ニュータウン研究・情報センター)も本棚のオーナーとなっており、会議などのためにも利用しています。
「トライぶらり」は社会実験として、当初、2024年4月から7月まで運営される予定でしたが、社会実験期間は延長され、現時点(2025年9月時点)でも運営が継続されています。



(トライぶらり)
2025年9月、「トライぶらり」のある建物全体が「キタマチラボ」としてリニューアル。2025年9月25〜27日、10月2〜4日、10月9〜11日の9日間は「Better Life Terrace」の「お試しオープニングフェスティバル」が行われています。



(キタマチラボ)
「新しい暮らしを試すみんなのテラス
Better Life Terraceとは千里ニュータウンの中核を担う「千里中央」の再整備が計画されるなか、豊中市では、千里に住み、働く人の新しい暮らしを考えるべく、地域の声やニーズをもとに、より豊かな暮らしの実現に向けて一緒にまちをつくっていきたいと考えています。
その一環として、UR新千里北町団地で長い間使われていなかった建物をUR主催のイベント会場や、私設図書館「トライぶらり」に利活用するなかで、建物全体を「キタマチラボ」としてリニューアル。みんなが使える空間が誕生しました!この空間は、マルシェや仲間とのパーティーなど、UR団地に住んでいるかによらず、地域にお住まいのみなさまの「暮らしのなかで試してみたいこと」が気軽に実現できる場所になってほしいです。」
※「Better Life Terrace」の掲示より。
「Better Life Terrace」の期間中、出張つつじマルシェ、ガレージセール、各種のワークショップ、映画の上映会などが開催されます。飲食物を販売するキッチンカーも出店。



(Better Life Terrace)
ディスカバー千里も「Better Life Terrace」に協力し、期間中、「千里ニュータウンを再発見する展」として「大きな本」や年表などの展示を行っています。
また、千里ニュータウンの絵葉書、『千里ニュータウンウォーク・ガイド:「千里ニュータウン計画」の思想を巡る』、『新千里北町くるまどめ』を販売しています。



(ディスカバー千里のコーナー)
ディスカバー千里のコーナーが、千里ニュータウンに長くお住まいの方にとって、千里ニュータウンを振り返るきっかけになればと思います。また、新しく千里ニュータウンに入居されてこられた方にとって、千里ニュータウンのことを知るための入口になればと思います。