居場所と住まいを開くこと:地域における親密でない関係(アフターコロナにおいて場所を考える-58)
2024年11月29日、日本建築学会の第19回住宅系研究報告会にて、パネルディスカッション「住まいのコモニング」が開かれました。住宅の私有化、商品化(ジェントリフィケーション)を乗り越え、住まいをもう一度開かれたものにす...
2024年11月29日、日本建築学会の第19回住宅系研究報告会にて、パネルディスカッション「住まいのコモニング」が開かれました。住宅の私有化、商品化(ジェントリフィケーション)を乗り越え、住まいをもう一度開かれたものにす...
2024年6月24日、新潟市の「実家の茶の間・紫竹」を訪問しました。「実家の茶の間・紫竹」は、新潟市最初の「地域包括ケア推進モデルハウス」として、2014年10月18日にオープン。任意団体「実家の茶の間」と新潟市の協働事...
2024年6月24日、新潟市東区の「実家の茶の間・紫竹」を訪問させていただきました*1)。2016年8月1日に初めて訪問し、その後、何度か訪問する機会がありましたが、訪問の度に新たなことに気づかされる場所です。 地域にお...
訂正する力 批評家で、株式会社ゲンロンの創業者でもある東浩紀(2023)の『訂正する力』を読みました。そして、ここで議論されていることは、居場所における理念のあり方を捉えるために参考になるということを感じました。 東浩紀...
公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所が主催する第55回『都市問題』公開講座「地域の「居場所」をつくり、はぐくむ」のパネルディスカッションに登壇させていただくことになりましたのでご案内いたします。 第55回『都市問題』...
近年、各地に開かれている居場所と、従来の施設との違いの1つとして、当事者と利用者という違いがあると捉えています(田中康裕, 2021)。施設では、誰がどのように運営するかがあらかじめ決まっていたり、運営側が運営のあり方を...
先日、居場所について研究されている方々との議論に参加する機会がありました。議論においては、様々な話題が出されましたが、特に、居場所の運営者の人件費のこと、男性にとっての居場所に関する議論が印象に残っています。 いずれも大...
世界の外との接点 哲学者の鷲田清一(1998)は、古い都会にあってニュータウンにないものとして、「大木と、宗教施設と、いかがわしい場所」の3つをあげています。3つに共通するのは「この世界の〈外〉に通じる入口や裂け目」だと...
「ソシオペタル」と「ソシオフーガル」 向かい合って座る電車の4人掛けのボックス席と、それぞれが別の方向を向いて座る背中合わせのベンチ。仲間同士で座った時に、どちらが会話しやすいかというと、当然、4人掛けのボックス席という...
「居場所ハウス」に初めて来られた方が、十周年記念感謝祭の後片付けを終えて、スタッフらが休憩している様子を見て、「親戚の家」のようだと話されていました。 「親戚の家」という言葉を聞いて、これまで訪れた場所でも同じような表現...